
組織とは様々な人間の集合体です。そこには、新入社員、中堅社員、管理職、派遣社員、パートタイマー、アルバイト、そして外国の方と実に様々な年齢、キャリア、文化的背景の異なった人々がいます。更には学歴、文系・理系、所属部署、勤務地域なども多様性のひとつです。これらの多様性は、組織にとって外部環境変化に柔軟に対応するためにも、異文化衝突による新たなイノベーションを生むためにも必要なことです。
ところが、多様性をお互いが受容できていないと、価値観の違いによる他者への攻撃に繋がることもあるために、ときとして自分の周りに壁をつくり自分を守ろうとする人が出てきます。壁をつくってしまうと当然ながら円滑なコミュニケーションの妨げになります。
コミュニケーションは、人体に例えれば血液のようなもの。血液がそれぞれの細胞に必要な酸素、栄養分を届けるように、コミュニケーションは組織内で必要な情報、意思、感情を届けるものです。だからこそ、組織を成長発展させるためには、お互いが多様性を受け入れ、壁をつくらないコミュニケーションが不可欠です。
良いアイデアは安易な妥協で生まれるものではなく、お互いの自立したメンバーの意見交換によって生まれます。そのため、個々のメンバーのアイデンティティが確立していないと、常に他者からの影響を受けて自分が振り回されてしまい、活発な意見交換は難しくなります。
多様性が組織の強みとなるためには、先ずは各々のアイデンティの確立が必要であり、各々の高い自己肯定感が必要となるのです。高い自己肯定感があれば、自分を尊重しつつ、他者のことも尊重できるようになります。お互いの価値観の違いを認めることができると、そこから様々な学びやアイデアが生まれてきます。
(文責:林 哲郎)
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