自分の気持ちを後回しにする毎日だった10年前。
誰かと比較される保険外交員の仕事をただひたすら頑張って、ストレスで心も身体も限界になった時、友人が持ってきたアロマの香りが私を救ってくれました。
アロマ初心者の私でしたが、香りの成分は0.2秒のスピードで脳に直接アプローチして心と身体、そして感情に様々な変化がおこること、そして感情がポジティブに変われば行動や思考も変わるメカニズムを知ってから「アロマのことを伝えたい!」と考えて選び方や使い方を体験できるアロマ専門店を開業して8年が過ぎました。
ストレスや悩みを抱えた方のために気持ちが楽になるような調香を行うよう心掛け、製造したオリジナルブレンドは50種類を超え、体調不良に悩む方々をはじめ医療・介護現場でも利用して頂いています。
自分を助けてくれたアロマを伝えることに喜びを感じていましたが、友人から言われた言葉に気づかされたことがあります。
「誰かの役にたちたい気持ちは分かるけど、自分のことを後回しにしてもやらなければならないことなの?」と言われたのです。
「ありがとう」の言葉がうれしくて、いつの間にか仕事を必死にやっていたあの頃と同じ過ちを繰り返してしまっていたのです。
「誰かに喜んでもらうことが目的になっていること」に気が付いて、私は自己肯定感が低いんだと自覚しました。
そう思って本のノウハウを実践してもなかなか自己肯定感が高まりません。
自己肯定感を学ぶには全体の成り立ちやプロセスが大事だと思い、日本エスティーム普及協会の「自己肯定感入門講座」を受講することにしました。
頑張って無理をして、誰かから認めてもらうことで自分の価値を感じている私にとって、「社会的自己肯定感は付属品」という言葉は衝撃的で、「ありのままの自分」を受け入れることが出来なかった私に必用なのは「絶対的自己肯定感」だったと理解することができました。
その場限りの効果ではない自己肯定感を高めるステップを丁寧に教えてもらい、自分の存在価値を認めることがこれほどまでに心地よく暖かいものだと感じました。
自己肯定感の土台となる「自分を大切に思う感覚」を伝えたいという気持ちが心の底からこみあげてきて、自己肯定感ファシリテーター認定講座の受講へと進みました。
初めてお会いした工藤先生はとてもとても優しくて、講座中に何度も涙が溢れてきました。そして暖かなまなざしやさしさの中に静かな力強さを感じ、「自己を肯定する力を育むスキル」という言葉に感銘を受けました。
自己肯定感の本当の感覚を誤解のないように伝えることに尽力なさってある理念に感動し、全てのカギとなる自己肯定感を伝える、ラブマイセルフ100万人プロジェクトの活動に参加できたらと思います。
まだまだ未熟者ですが、自分らしく生きることや周りの人も幸せにしていく自己肯定感を高めるサポートをしたい気持ちでいっぱいです。
「悩みの原因は日常生活で感じる心と身体の些細な変化の中に隠れている」ということを3000人以上のお客様をカウンセリングの経験から学びました。
今後はアロマを通じて関わることができた方々に、心とカラダの声を聴く大切さとともに、ファシリテーターとして自己を肯定するスキルを身につけることで「人生が大きく変わっていくこと」も伝えることから始めようと考えています。