
ビジネスパースンのみなさんは、上司が同席している会議での発言、客先へのプレゼン、外国の方との打ち合わせなどで、強い緊張感を感じたことはありませんか。ビジネスにおいては緊張を強いられる場面が数多くあります。事前に十分に準備をしていたとしても、「緊張しない!」と自分に言い聞かせても、深呼吸を繰り返しても、まったく効果がなく頭が真っ白になり、言うべきことが口から出てこなくなり、その結果、失敗をしてしまった。もしかしたら、あなたもそんな経験をお持ちかもしれませんね。
緊張は必ずしも悪いものではなく、適度な緊張はパフォーマンスを発揮する上ではプラスに働きます。例えば、プレゼンのときにリラックスし過ぎていると、熱意が伝わらず、インパクトのある話が出来なかったり、相手の反応を見落としたりして十分な成果が得られなくなります。ただ、過度に緊張してしまうと、口ごもってしまい上手く話せなくなり、本来の自分の持っている力を十分に発揮できずに低い評価を受けてしまいます。ですので、ビジネスパースンにとって過度な緊張感を和らげ、ちょうど良い緊張状態を保つことが大切になってくるのです。
実は、緊張と自己肯定感には密接な関係があります。そもそもなぜ緊張するかと言えば、是が非でも上手くやりたい、絶対に失敗したくない、そして自意識過剰状態に陥っていることが多いのです。その気持ちの奥底では他者からどのように思われるかを非常に気にしています。ところが、自己肯定感がある程度高くなると、「失敗したとしてもそれはそれ。失敗するのも自分」、「成否と自分の価値とは無関係」と考えることができるので、過度の緊張感は生じにくくなります。
自己肯定感では、長所や強みだけでなく、短所や弱みを含めて自分を認め受け容れることが非常に大切になります。そのための適切なトレーニング方法を知って実践さえすれば誰もがいつからでも自己肯定感を高めることができ、緊張する度合いが小さくなったと実感するときが必ず来ます。過度な緊張をすることがなくなるだけで、自分の力を最大限に発揮しやすくなりビジネス上のパフォーマンスは向上します。
万が一、意に反して緊張してしまったとしても、自分が緊張していることを受け止めることができれば、それ以上の緊張感が膨らむことは防げます。感情は否定したり抑圧したりするとかえって継続し、増大してしまうのです。緊張している自分も自分なので、そのまま受け容れましょう。素直に認めることで、緊張に振り回されづらくなります。
(文責:林 哲郎)
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