
みなさんもプラス思考が大事だということは、今までにも何度か耳にしていると思います。ただ、実際には一時的にプラス思考になれたとしても直ぐにマイナス思考になってしまう自分を責めてしまうようなことはないでしょうか。どのようにしたら無理せずにプラス思考が身に付くのでしょうか。
実は、プラス思考と自己肯定感には大きな関係があります。自己肯定感を高めるためには、長所や強みばかりではなく、短所や弱みを含めてありまままの自分を認め、受け入れ、尊重することが大切になります。ここで重要なのは、やはり短所、弱みばかりを気にするのではなく、それはそれとして受け入れた上で長所、強みに意識を向けることです。これが、出来るようになると、周りの人に対してもその人の長所、強みを見つけることが容易になり、短所、弱みはそれほど気にならなくなります。
ですから、たとえ苦手な相手であっても意識して長所や強みを探すようにすると必ず自分以上に良いものも持っていることに気付けるようになります。そうすると相手に対する印象も随分と違ったものになり、好意的な見方が出来るようになります。その結果、相手からも自分を好意的に見てもらえるようになり、人間関係は確実に改善します。
同様にどんな出来事にも必ずプラス面とマイナス面があります。たとえ周りの人から嫌なことをされたとしても、大きな失敗をしたとしても、プラス面を見つけることができれば、ネガティブな感情は打ち消し合ってなくなります。
したがって実はプラス思考をするのには順番があるのです。先ずは自分自身のプラス面に目を向けることが出来て、初めて周りの人のプラス面に意識が向くようになり、そして人だけでなく全てのことに対してプラス面に気付くようになります。ですので、いきなりプラス思考を目指すのではなく、先ずは自己肯定感を上げることが大切となります。
自己肯定感が上がると全てのことについてプラス面にも気付くようになり、精神的なストレスは軽減されて生きることが非常に楽になります。人間関係も改善し、仕事のパフォーマンスは向上します。プラス思考は、自己肯定感が上がると自然に出来るようになるのです。
なお、ここでのプラス思考とは、出来事を無理に肯定的、楽観的、前向きに捉えることではありません。マイナスな出来事にも必ずプラス面があります。そのプラス面を見つけることをプラス思考と言っています。マイナスな出来事を無理にプラスに捉えてもそのネガティブな感情は潜在意識に残ります。そして何らかのストレスが加わったときに再びその感情が表出してしまいます。だからマイナスな出来事を頑張ってプラスに捉えるのではなく、マイナス面はマイナス面で受け入れた上で、プラス面を探してください。
ぜひ、みなさんも自己肯定感を上げてプラス思考を身に付けましょう。
(文責:林 哲郎)
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