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職場の人間関係でストレスを感じている人は、非常に多いと思います。自分で考えて動けない指示待ち族の部下、自分勝手でマイペースな同僚、話を聞いてくれない上司、理不尽な要求を突きつける客先など。このような人たちとの葛藤によって生じる悩みから逃れるためには、どうすればよいのでしょうか。
この場合、重要となるのが他者との人間関係を考える前に、先ずは「自分との人間関係」です。「自分との人間関係」とは、少し奇妙に聞こえるかもしれませんが、要は自分自身のことを自分でどのように思っているかということ、即ち自己肯定感が高いか低いかということです。この全ての人間関係の土台となる自己肯定感がある程度高くないと、他者との良好な人間関係を築くことは難しく、人間関係が上手く行かない原因を相手のせいにしてしまいます。しかし、相手を変えることは非常に難しいので、この状況から抜け出せなくなります。
もう一つ注意して欲しいのが、「自分は自信を持って仕事をしているし、職場での人間関係も良好で、仕事の成果も上がっているから大丈夫」という方。このような方の中にも注意すべき人がいます。それは、家族との人間関係に問題を抱えている人です。この場合、職場での人間関係に歪が生じたときに、意外と簡単に自己肯定感が下がってしまい、結果的にパフォーマンスが低下します。また、職場での人間関係はずっと良好でも、家庭内暴力のような家族との人間関係が破綻している場合は、仕事を超えた人生全体で考えたときに、決して幸せにはなれません。そしてこの場合の真の自己肯定感は実は低いのです。一方で、家族との人間関係が良好な人は、例え職場での人間関係が一時的に悪化しても、自己肯定感まで下がることはなく、仕事にも大きな悪影響を及ぼすことはありません。
ですので、仕事の成果を上げるための良好な人間関係の構築には順番があるのです。先ずは自己肯定感を高め、次に家族との関係改善を図った上で、最後に職場での人間関係改善です。もちろん、この順番は絶対ではありませんので、既に職場での人間関係に問題がない場合は、家族との人間関係が良好か否かを振り返っていただき、もし不十分な場合は、家族との人間関係を改善することが大切です。ただ、どんな場合でも自分との人間関係、即ち自己肯定感を上げることが最初に取り組むべきことです。
では、どのようにしたら自己肯定感を上げることができるのでしょうか。それは新たなスポーツにチャレンジし、マスターするプロセスと同様で正しいステップを踏む必要があります。そのファーストステップは、「欠点や短所も含めて現在のありのままの自分をそのまま認めてあげる」ことであり、かつ一番重要なことです。
(文責:林 哲郎)
参考図書:職場の人間関係は自己肯定感が9割
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