自己肯定感 とは| 一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会

自己肯定感とは

自己肯定感とは?

自己肯定感とは自己価値に関する感覚であり、自分が自分についてどう考え、どう感じているかによって決まる感覚です。「自分の存在そのものを認める」感覚であり、「ありのままの自分をかけがえのない存在として肯定的、好意的に受け止めることができる感覚」のことで、「自分が自分をどう思うか」という自己認識が自己肯定感を決定づけています。

さらに、そのままの自分を認め受け入れ、自分を尊重し、自己価値を感じて自らの全存在を肯定する「自己肯定感」の感覚は、何ができるか、何を持っているか、人と比べて優れているかどうかで自分を評価するのではなく、そのままの自分を認める感覚であり、「自分は大切な存在だ」「自分はかけがえのない存在」だと思える心の状態がです。この感覚を持てると、自分を尊重するように、他者や周りも尊重できます。すると他者からも尊重され、お互いに尊重し合える関係が作れます。

自分は尊重するが、相手や周りは、尊重しない、自分の価値は認めるが、相手の価値は認められない、どちらかというと自分さえよければいいと身勝手な思考、行動をとりやすい傾向の人は「自己肯定感」が高いとは言えません。

又、自己肯定感が高いことは、今の自分に妥協して成長を止めたり、傲慢になることではなく、どんな自分であっても、今の自分を受け入れることで、恐れや不安や自己否定からではない、安心感をベースにした真の意欲とともに、前に進む力を与えてくれるものです。

どんな自分も受け入れ、肯定することで、外側からの評価で揺らされることなく、自分軸で自分の価値を感じ、自己承認できる力のことを当協会では「自己肯定力」といいます。自己肯定力が高まると感情が安定し、物事を肯定的に捉え、何事にも意欲的になれます。「自己肯定力」は自己を信頼できる自信の源となります。

自己肯定感は、高い、低いと表現されますが、自己肯定感が高いから良い、低いから悪いということではありません。この感覚は人の優劣を決めるものではありませんが、この感覚が高いか、低いかが人の人生に与える影響は大きくなります。

では、自己肯定感が高いとどういったメリットがあるのでしょうか。
自己肯定感は人生のあらゆる領域の土台となるものです。その領域とは、人間関係や仕事、パートナーシップや結婚、自己実現や健康面など、自分の人生を豊かで満足のいくものに感じられるかどうかを左右する、幸福に大きく影響している部分です。

それは人生を車にたとえるとわかりやすいでしょう。

人生を「車」にたとえると「自己肯定感」はエンジンです

車の運転席に座るのはあなたです。車の馬力はエンジンの大きさで決まります。
自己肯定感が低いと、エンジンが小さな車で進んでいるようなもので、平坦な道は問題なく走れますが、馬力は弱いので、重い荷物を載せたり、登坂になるとスピードが減速してしまいます。
重い荷物や上り坂とは、人生で困難に直面したときです。
逆に、自己肯定感が高いと、エンジンが大きく馬力がある車で進んでいるので、たとえ重い荷物を積んでも、上り坂という困難や問題に直面しても、それを乗り越えてスムーズに進んでいけます。

車の「4つの車輪」に当たる部分を、あなたの人生の豊かさや幸福の質を決める、大事な領域の一つ一つと考えてみましょう。
たとえば、そこにはどんなものが当てはまるでしょうか。
4つの車輪は、「人間関係」、「仕事」、「自己実現」、「健康」だとしましょう。
それぞれの領域で満足のいくものを得られるかどうかは、「自己肯定感」というエンジンの大きさにかかっているのです。
人生のエンジンとなる「自己肯定感」が高まると、エンジンの馬力は強くなり、4つの車輪を動かす力が大きくなります。

日々生きている中で、楽しそうに人生を歩んでいる人、自分の能力が発揮できて仕事で成果を上げている人、人間関係が良好で自分の望みや夢を次々と実現している人は、置かれた環境や能力以前に自己肯定感という土台がしっかりしているのです。

自己肯定感を支える3つの感情

「自己と組織の創造学」の中で、ウィル・シュッツは、私たちは自己概念を支える3つの感情があると言っています。
それが、“自分は好かれていると思う”「自己好感」、“自分は重要(大切)である思う”「自己重要感」、“自分は能力があると思う”「自己有能感」です。この3つの感覚は誰もが根元的に持っている欲求であり、自己肯定感に影響します。
これらの感情が脅かされたと感じたときに、人は傷つき、感情的に反応しやすくなるのです。
自己肯定感が低いと、この感覚が脅かされると感じる頻度が高くなります。それが嫌な気分をつくり、自己保身的な行動をとりやすくなるので、人間関係に悪影響をもたらします。

自己肯定感が高いことが重要となるのは、何か困難な状況や失敗、批判や拒絶など、自分にとって受け入れがたい状況に直面したときです。
そこで、求められるのは動揺せず、落ち込まないことではありません。たとえ動揺して落ち込んだとしても、自分を迅速に立て直し、問題に対処することです

自己肯定感が高いと、失敗やミスをして落ち込んだとしても、必要以上に自分を否定せず、自己価値を保つことができます

現在世界中で新型コロナウィルスの影響を受けて、働き方や生活様式、社会全体の価値観が大きく変化している中で、自分を支える術となる自己肯定感が非常に重要です。それが揺るがない自分軸を持ち柔軟に新しい変化を受け入れる力となるからです。

「セルフエスティーム(self-esteem)」は「自己肯定感、自尊心、自尊感情、自己評価、自己有用感、自己重要感」と日本語訳されます。この言葉ひとつひとつを厳密に使い分けることもできますが、当協会では、「自己肯定感」という用語で広くとらえております。

自己肯定感が高い人の傾向は?

・自分に対して安心感がある
・自信があり、能動的
・周りに振り回されない、
・物事を肯定的に受け止められる
・自然な意欲で行動に移せる
・自分を肯定的にみられる
・物事を肯定的に受け止められる
・自分を尊重するように他者も尊重できる
・人との違いを受け入れられる
・感情が安定している
・生きるのが楽
・問題解決能力が高い
・失敗を成長の糧にしていける
・他者の意見を聞くことができる
・人の評価に振り回されない
・人をジャッジしない
・人間関係が良好
・自分の考え(意見)を伝えられる
・自分の人生は自分で決めている感覚
・主体性が高く、自分軸

自己肯定感が低い人の傾向は?

・不安や怖れを持ちやすい
・自信がなく、受身的
・他人の評価で自分を判断する
・人に評価してもらわないと不安
・他人の評価に振り回される
・人と比べて、落ち込みやすい
・他者の意見を聞くことができない
・自分を否定的に見る
・物事を否定的に受け止めやすい
・自分で自分を満たせない。
・他人をジャッジする、
・生きにくさがある
・人間関係にトラブルを抱えやすい
・失敗すると自己価値まで否定しがち
・自分がジャッジされる不安をもつ
・人との違いを認められない
・自分を正当化しないと不安
・他者に対して批判的傾向
・自分の考え(意見)が言えない
・問題解決能力が低い
・罪悪感を持ちやすい
・自分の人生は他人に決められている感覚
・主体性が低く、他人軸

自分も相手もとりやすい自己保身的行動を理解する

私たちは本能的に自分を守る行動をとります。それは自分に対する脅威となるものに対してですが、対人関係などで、自己保身的な行動が頻繁にとってしまうとき、自己肯定感が低い状態であるといえます。
自分が取りやすい保身的な行動の傾向が分かり、その行動の理由となる背景をしることができると、自己肯定感を高めるヒントになります。

自己肯定感が低くなりやすい6つの自己保身的行動と態度

◆人からの承認を過度に求めて頑張ってしまう(私を認めてさん)タイプ

行動の傾向
□人から認められないと不安
□特別扱いしてほしいという気持ちが強い
□相手の考えに振り回されやすい
□人からどう思われているかいつも気になる
□人から意見されると否定されたと受け止める
□自分の意見を言わず人に合わせやすい
□嫌われなくない、いいひとだと思われたい
□相手に過剰に気を使ってしまう

特徴
「人からどう思われるか」「認めてほしい」「私はこんなに頑張っている」という思いが強く、褒められ、感謝されるために頑張るタイプ。他者から認めてもらうことで、自分の存在価値を保とうとする。期待していた評価をされないとひどく落ち込んで不満を持ちやすいのも特徴。また、いい人と思われたくて人に合わせすぎてしまう傾向も。

◆理想と目標が高く、自分にも人にも完璧を求める(カンペキさん)タイプ

行動の傾向
□完璧であるべきという意識が自分にも他人にもある
□ちょっとしたミスが許せない
□間違いや失敗を極度に恐れる
□努力を認められず、成果に満足できない
□白か黒かで物事を判断する
□うまくいったことより、うまくいかないことにフォーカスする
□人にも自分にも、満足することができない
□責任をもって、周りの期待に応えたい

特徴
「ダメな人って思われたくない」「失敗やミスは絶対したくない」「能力がないと思われたくない」という思いが強く、自分にも人にも完璧を求めるタイプ。過度に承認を求めるタイプが重複する人も多い。「白か黒か」「0か100か」という考え方が目立ち、自分にも人にも厳しい。目標や理想通りにならないと満足できず、子どもに対しては過干渉になることも。

◆他者よりも常に優位になろうとする(私はNO.1さん)タイプ

行動の傾向
□つい人の批判をしてしまう
□自分がいかにすごいかをアピールしがち
□人から意見されると攻撃されたと感じる
□人と比較して優位に感じることで自信を持つ
□ムキになって自分を正当化してしまう
□自分を通さないと不満で、何でも口を出す
□自分の非を認めにくく、人のせいにしがち

特徴
「できない人と思われるのが怖い」、「弱いところを見せたらつけこまれてしまう」、「見下されたくない」という思いが強く、出来る人であることを証明したいがために「人との比較」で優位性を保とうとする。そのため、持っているものや肩書、自分に付属しているもので自己価値を高めようとする人も。プライドが高く、負けを認めたがらない、弱さを見せられないタイプ。

◆人を過剰に援助しよう(世話焼きさん)とするタイプ

行動の傾向
□誰かの役に立っていないと不安
□相手が助けを求めていないのに助けようとしがち
□自分や身近な問題をほったらかしにしてボランティアに精を出す
□自分を必要と感じてくれる人を探す
□恋愛では相手に尽くしすぎてしまう
□自分が疲れていても相手を助けなくてはと思う
□過干渉になりがち

特徴
「必要な人と思われることで安心したい」という思いが強く、満たされない不安な気持ちを埋めるために、人のため、誰かのために尽くしてしまう、自分や家族などが抱えている問題から目を逸らすために、外の世界で自分の居場所をみつけようとするタイプ。

◆自己非難、自己否定をする(くよくよさん)タイプ

行動の傾向
□「私なんて」「どうせ無理」と思いがち
□自分は「かわいそう」「被害者」だとよく思う
□自分のことは人に理解されないと感じる
□人に心を開きにくい
□何かあると非難されていると感じる
□なんで自分ばかりと思いがち
□悩みをひとりで抱え込みやすい
□何かあるたび「私が悪いんだ」と思う

特徴
「傷つきたくない」「非難されたくない」という思いが強く、マイナス思考で自虐的になる傾向。何かあるとすぐ自分に関連付けて責め、物事を否定的に捉えがち。人から非難されないよう過剰に守ろうとする。

◆自分は関係ないと問題から逃避する(逃げちゃえさん)タイプ

行動の傾向
□何か問題が起こっても無関心を装う
□本気にならない
□都合が悪いことは興味のないふりをする
□問題があっても解決しようとしない
□いい人を演じがち
□人と深く関わることを避ける
□困難な場面に直面することを避ける
□困難な状況から逃げ出す

特徴
「自分には関係ないから」「能力がないって知られたくない」そんな思いが強く、自分の能力に自信がなくプライドを保ちたいため、自分には関係ないと問題から逃避する傾向。肝心なことはやらない、関わらないことで、困難なことや都合の悪い事を避けようとするタイプ

(引用:職場の人間関係は自己肯定感が9割 工藤紀子著、LDK2020年9月号特集)

「自己肯定感が高い」と「自分勝手」の違いは?

自己肯定感を高めることを『自分勝手になることなのではないか?』と心配されることがありますが、それは違います。自分勝手は「自分さえ良ければいい」という感覚です。

自己肯定感が持てていない偏った自己愛は、自分は尊重しても、相手や周りは尊重しない、自分の価値は認めても、相手の価値は認められないことです。

人とのバランスが推し量れず、どちらかというと自分さえよければいいと身勝手な行動をとりやすい傾向の人は、真の自己愛が持てている(自己肯定感が高い)とは言えません。

自己肯定感が高く、真の自己愛が持てていると、身勝手な自己愛ではなく、自分を大切に、尊重し、価値があると思うように、同じように相手を尊重し、相手にも価値があると思えるのです。

これは、自己肯定感が高まると自然にそうなるものですが、自分に向けた愛を、同じように周りにも向けられているかが大切になります。

人生の質を左右する自己肯定感

自己肯定感は人が生きていくうえで一番土台となる大切なものです。

なぜなら、「自己肯定感」は、仕事や収入、職場での人間関係や結婚や恋愛でのパートナーシップ、自己実現などの人生のあらゆる部分に影響を与え、人が生きていく上での幸福感や満足度を決定づけていくからです。

日々の生活の中で、仕事で成果を上げ、人間関係が良好で、自分の望みや夢を次々と実現し、望ましい現実を手にいれて楽しそうに人生を歩んでいる人と、そうでない人の違いは、能力や才能、置かれた環境以前に「自己肯定感」が高いか低いかが大きく明暗を分けています。

例えば、今の自分をなんとかしたいと思い、「自分は成功する」「自分は素晴らしい」「自分はできる」と自分が望む状態をアファメーションしたとしても、根底に自己肯定感が持てていないと、かえって逆効果になることがあります。

何かを成し遂げたり、能力を高める努力をしても、そのベースに「自己肯定感」がないと、努力はなかなか報われず、どんなに能力を高めても、その能力を発揮することは難しくなります。

恋愛や結婚においても「自己肯定感」が持てていないと、相手と良好な関係を築くことができません。

あなたの人生のあらゆる部分に必ず影響を与えているのが「自己肯定感」です。

自己肯定感が高いと、自信を持って生きていけます。人との関係においても、自分を信頼できるので、人も信頼でき、人からも信頼されるという関係性を築いていけるので、仕事や職場、家庭でもよい影響が出てきます。

自己肯定感が低いと、自信が持てないことで、人間関係で悩むことも多くなり、生きていく様々な場面で、希望を持ち意欲的な行動がとりにくくなります。

「自己肯定感」を知らずに、人生にどんな影響を与えるかを知らないで生きる人生と、「自己肯定感」をしっかり理解して、それを高い状態で歩める人生では、得られる成果や結果は大きく違ってしまうのです。

自己肯定感はどう高めていける?

「自己肯定感(セルフエスティーム)」は誕生してから長い時間をかけて、多くの複雑な要因がからみあい、育った環境や人生経験と作用しあって形成されます。

子どもの最初の自己肯定感は、生まれてから3,4歳までの親の子どもに対する言葉がけ、働きかけ、育て方により決定するといわれ、その後、12歳ぐらいまでに「自分はどういう人間であるか」という自己認識(能力や価値、他者との人間関係、知性、感情などをどう感じているか)と共に、自己肯定感のベースは決まってきます。

本来、はじめから自己肯定感がない子どもはいません。

子どもはみな自己肯定感を持っています。

ただし、育つ環境で、もともとあった自己肯定感は低くなっていくのです。

「子どもの心はやわらかく素直です。どんな子どもであっても親や周りの人間に無視されたり、否定されたり、認めてもらえず、怒りをぶつけるように叱られたりする、接し方で、子どもの自己肯定感はじりじりと確実に下がる」と、慶応義塾大学医学部小児科教授の高橋孝雄氏は著書「小児科医のぼくが伝えたい最高の子育て」の中で述べています。

高橋氏が小児科医として関わってきたASD(自閉症スペクトラム)やADHD(注意欠如多動症)の子どもたちは、感情のコントロールが苦手だったり、表情が豊かではなかったりもしますが、よく見ていると、もって生まれた自己肯定感が低いようには思えないといいます。

その子たちが大人たちや周りの子どもたちから、否定され、けなされる、そんな状態が長く続くことによって、自己肯定感が知らず知らずに崩れ、失われる。環境を整えずに我慢を強いたり、ストレスを与え続けることによって、本来の障害とは質や程度の異なる問題が生じるというのです。

さらに、「子どもを幸せに導く3つのチカラ」は、誰かの気持ちに寄り添える「共感力」、自分のことを自分で決める「意思決定力」と生まれてきてよかった、生まれてきてよかった、自分は自分でいい、と感じる「自己肯定感」だといいます。

子どもがやがて成長したとき、社会的に成功するかどうか、幸せな人生を手に入れるかどうか、自分は自分で良かった、生まれてきてよかったと感じられるか、それは、関わった人たちの人間力にかかっているといいます。すなわち、関わる人の「自己肯定感」が大きく影響しているのです。

その中でも高橋氏は母親自身の自己肯定感が子どもに大きな影響を与えており、子どもの自己肯定感を育んでいく最大の力は、母親自身の自己肯定感だと述べています。

親の自己肯定感が、子どもの自己肯定感に大きく影響し、子どもの自己肯定感を高める鍵を握っているのはいうまでもありません。

しかし、多くの人は、親から十分な自己肯定感を育てられずに大人になっています。親の自己肯定感は、そのまた親である祖父母の自己肯定感を受け継いでいます。

そのため、子どもは、幼少期から親や養育者から愛情を受け、自分が無条件に受け入れられているという経験を積み重ね、子ども自身が自らの全存在を肯定していくことで育まれる「絶対的な自己肯定感」の土台がないまま、大人になっている人がほとんどで、この「絶対的自己肯定感」が持てていないと、「自分のアイデンティティ」に目を向け、自分の長所のみならず、短所を含む部分を、自分らしさや個性として冷静に受け止めることができません。自己受容することができないために、自己肯定感を高めることが困難なのです。

そのために自己価値を「成果や結果、能力や才能」という、自分が獲得する付属するものによってしか支えることができなくなり、それを追い求めるようになります。しかし、それらは、いくら獲得しても、達成しても、根底にある不足感を拭うことができず、いっこうに満足を与えてはくれません。それが生きづらさにつながっていくのです。

ただし、たとえ子どもの頃、自己肯定感を十分に高められる環境になかったとしても、自己肯定感が低いまま大人になったとしても、そこに気づき、土台となる自己肯定感を高めることに意識を向けることができれば、何も心配することはありません。

なぜなら自己肯定感はスキル(技術)として、誰もがいつからでも自分で高めることができるからです。

たとえ大人になって、自己肯定感が低いと感じていた人でも、「自己肯定力」を高める方法を知り、トレーニングをすれば、誰もがいつからでも、挽回できるからです。

当協会では、講座でその方法を通してお伝えしています。

「自己肯定力」を上げるトレーニングは、効果を実感するまで、地味で時間がかかります。それはアスリートが取り組む「体幹トレーニング」のようです。それは、一朝一夕ですぐに身につくものではありませんが、継続することにより自己肯定感を高め自らの自信につなげていけます。

自分が望む人生を創り上げていく土台となるのが「自己肯定力」です。自己肯定感という「心の体幹」ができると、人生のあらゆる部分に良い影響を与えます。これは自分を幸せにするだけではなく、周りにも良い影響を与え、周りの人も幸せにしていくことができるのです。

開催講座のご説明

なぜ絶対的自己肯定感を高める必要があるか?

自己肯定感は、2つの部分からなっていると考えると理解しやすいでしょう。

土台となるのが、
◆自分の存在そのものを認める自己肯定感=絶対的自己肯定感

自分には他人に自慢できるところや、他人よりも優れたところがあるからと、自分を肯定する感覚ではなく、自分のダメなところや弱いところ、悪いところも含めて、自分が存在していること自体をまるごと肯定する、存在レベルの自己肯定感のこと。
この自己肯定感は身近な人間(たとえば親)にかけがえのない存在としてまるごと愛され、その苦しみを共感され、ありのまま受け入れられる共感的な人間関係の中でこそふくらんでくるものである(高垣忠一郎著「生きることと自己肯定感」より)

この感覚は、子どもの頃、親や養育者から自分の全存在をまるごと受容してもらうことで、自らの個性や自分らしさに目を向けられ、それを受け止め、受容することで育まれます。

もうひとつは、その上に積み上げる
◆他者評価や相対的評価からなる自信につながる自己肯定感=社会的自己肯定感

仕事の成果や社会や他者からの相対的な評価、自ら努力することで得られる達成感や成功体験を自分で肯定的に受け止めることで育まれます。これは、環境や状況などに左右されます。

自己肯定感が高い状態では、この2つの自己肯定感のバランスが取れています。
しかし、土台となる絶対的自己肯定感を十分に持てていないことで、様々な問題を抱えやすくなります。

存在そのものを認める「絶対的自己肯定感」が低いと、どうしても自分に付属しているものである、能力や成果で自己価値を保とうと頑張ります。すると、成果が出ているうちはいいのですが、うまくいかず結果に結びつかなかったり、失敗をしてしまうと自信を失い、とたんに自己評価を下げてしまうのです。それが様々な悩みを作りだす要因となります。

「社会的自己肯定感」は、他者評価や結果などが拠り所になっているので、外的要因によって左右されやすく、それだけで自己を保とうとしても状況が変わると、自分を支える術を簡単に失ってしまうのです。

本来、「絶対的自己肯定感」が持てると、自らの努力や成果、結果と共に、他者からの評価も、健全に自己価値として受け止め、真の自信として社会的自己肯定感に積み上げていけます。

「絶対的自己肯定感」は外的要因や他者評価がどうであっても、自分の存在そのものの価値は揺らがないという感覚が持てるので、何があってもその土台は崩れません。この土台に絶対的自己肯定感がないと、能力や成果、結果などの自分に付属しているものをかき集めて自己価値を支えようとしてしまいます。

ですから、これまで目に見える成果を上げることに頑張ってきた人ほど「社会的自己肯定感」は高くても、その成果や結果がなくなるととたんに自信をなくしてしまいます。だからこそ、バランスよく高めていけると真の自信を持てるようになります。

なかなか社会的な成果が出ないときや、失敗やうまくいかないことで落ち込んでしまうときでも、そこで過度に自己否定せずに、自己価値を保つことができる絶対的自己肯定感を持てると、何か困難があっても、そこに打ち勝ち、乗り越えていけるのです。

「絶対的自己肯定感」は子どもの時の、親や養育者から自分の全存在を受容し、肯定してもらうことで育まれますが、実際は、そこを子どものときに十分育まれずに大人になった人がほとんどです。

では、そこが低いまま来てしまった人は、どう立て直していけばいいのでしょうか。
大人になったら、もう手遅れということはなく、当協会でお伝えしている「自己肯定感を高めるステップ」を踏めば、誰もがいつからでも低かった自己肯定感を立て直すことができるのです。

開催講座のご説明

大人になってから「自己肯定感」を高めるには?

大人になってからも、スキルとして高めていける「自己肯定感」のトレーニングにはどのようなステップがあるのでしょう?
当協会でお伝えしている「自己肯定感の5つの構成要素」でご説明します。

1.自分を認める
2.自分を受け入れる
3.自分を大切にする
4.自分に価値を感じる
5.自分を信頼する

「自己肯定感」高めるトレーニング

ステップ1「ありのままの自分を認める」

「自己肯定感」は、自分を自分がどう思うかの感覚であり、自分のよいと思える部分だけでなく、自分のダメだと思えるところや好きでないところ、短所と思える部分も含めて、まだまだ満足できない自分であっても、そんな自分のあり方全てを含めた、丸ごとの自分を認めることです。様々な気質や要素を持っている自分を「いい、悪い」で判断せずにそのまま認めます。それは自分に妥協して開き直り、傲慢になることではありません。

◆ステップ1を学べる講座:自己肯定力を上げるベーシック講座自己肯定力が上がる5回集中コース

 

ステップ2「ありのままの自分を受け入れる」

ステップ1であるがままの自分の現状をそのまま認められたら、その自分をまるごとOKしてあげましょう。「自分を受け入れる」とき、「受け入れる」という感覚に抵抗を感じる人がいますが、自分が持っている気質や個性、自分が置かれている状況や、自分のあり方や境遇などをそのまま自分のものとして受け止めてみましょう。それは、自分のネガティブに思える部分も、そうなった状況や経緯など、自分を取り巻くすべてを理解しようとすることも含まれます。
ここで、、あるがままの自分を「これが自分」と許容することで、自分が持つ自分らしさや個性を受け止められるようになります。このように、世界唯一無二の「自分の存在そのもの」を受け入れられると、自己肯定感の確固たる土台を持てるのです。それが「自分は自分」と思えるようになります。できないところがあっても、そこを責めたり、否定しないで、「それも自分なのだ」と引き受けてみましょう。

◆ステップ2を学べる講座:自己肯定力を上げるベーシック講座自己肯定力が上がる5回集中コース

ステップ3「自分を大切にする」

「自分を大切にする」とは、心身ともに自分を心地よくすることはもちろん、自分の健康に意識を向けること、自分自身を理解すること、自分の一番の味方になり、自分に愛情を注いであげることも含まれます。
そこに「感情を理解する」ことも含まれます。自己肯定感を高める上で「感情」を切り離して考えることはできません。自分の中に湧きあがる様々な感情がどんな理由で出てきているのかを理解してあげると、感情に飲み込まれ、振り回されることがなくなります。どんな感情もあなたにとって意味があって生まれると理解して、その感情を受け止めてあげるこ都が重要なのです。

この1から3のステップは、日常の様々な場面や状況で自分と向かい、何度も繰り返し実践すると、「絶対的自己肯定感」の土台がつくられていきます。すると、少しずつ自分が自分であることへの安心感が生まれ、心から自分を受容し、承認できるようになり、自分を好意的に受け止められるようになるのです。自分を認め受け入れて、自分を大切にすることができると、自己肯定感のベースとなる部分が少しずつ整ってきます。

◆ステップ3学べる講座:自己肯定力を上げるベーシック講座自己肯定力が上がる5回集中コースメンタルマネジメント強化講座

自己肯定感が上がるステップ4「自分に価値を感じる」

自分の存在価値は、何ができるとか、何を持っているかに左右されないものですが、「自己肯定感」を高めるステップの1~3を繰り返し実践していくと、自分をより承認できるようになり、それが自己評価を高めます。自分の努力や成果を認めることで自己価値を感じ、他者から褒められたり、認められたり、肯定的な評価を与えられたものを、自らの成功体験として積み上げていくことができます。これが自信につなげていけるのです。また、何かチャレンジしたときに、たとえ思い通りの結果が得られなくても、その結果を受け止め、その結果から何を学べるか、その経験を次にどう生かしていくかを考えていくプロセスが自己価値となり、社会的自己肯定感を高め成長につなげていけます。

◆ステップ4を学べる講座:自己肯定力が上がる5回集中コース

自己肯定感が上がるステップ5「自分を信頼する」

「自分を信頼する」とは、自分を無条件に信じることができることです。ステップ1~3で、「絶対的自己肯定感」の土台ができて、ステップ4の自分の価値を感じられるようになると、外的状況がどうであっても、そのままの自分を信頼できるようになります。
自己信頼が高くなると、自分がやることは上手くいくという感覚が持てるので、ゆるぎない自信と共に「自己効力感」を持てるようになります。

◆ステップ5を学べる講座:自己肯定力が上がる5回集中コース

当協会の自己肯定感を高めるメソッドとは?

当協会でお伝えしている自己肯定感を高める方法は、代表理事の工藤紀子が1994年より「自己肯定感」の研究を続け自ら実践し効果が得られたものを「自己肯定感」を高める「ラブマイセルフ・メソッド®」として確立しました。すでに2万人以上の方々が実践し、2013年より企業や教育現場でも取り入れられています。

当協会では、認定講師による「自己肯定力」の数々のプログラムをご提供しています。また、企業様での研修、教育現場での教員の方に向けた研修や、生徒や保護者の方に向けた講演にも力を入れております。当協会では、自己肯定力を高めるお手伝いも行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

次の項目では、「今、なぜ日本で「自己肯定感」がますます必要とされているのか?」をお伝えしたいと思います。

※当協会では「自己肯定感」をスキルとして高めていくとき「自己肯定力」とお伝えしています。

(文責:当協会代表理事 工藤紀子)

自己肯定感は何のために高めるか? それは人生をより良いものにするためですが、人生の半分以上の時間は仕事(職場)が占めます。自己肯定感を職場に活かす本が発売されました。画像をクリックすると、Amazonのサイトから注文できます。

開催講座のご説明

LINE@では、自己肯定感の高めるワークをお伝えしていますので、お友達追加してくださいね。LINE@ID:@selfesteem

友だち追加
「ダヴ・セルフエスティーム・プロジェクト」メディア発表会

「5時に夢中!」で取材をしていただきました。

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