自己肯定感を高める方法(5つのステップ) - 一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会

自己肯定感を高める方法(5つのステップ)

自己肯定感を高めるには?

子どもの頃、自己肯定感を十分に高められる環境になかったとしても、自己肯定感が低いまま大人になったとしても、そこに気づき、土台となる自己肯定感を高めることに意識を向けることができれば、何も心配することはありません。

なぜなら自己肯定感はスキル(技術)として、誰もがいつからでも自分で高めることができるからです。

当協会では自己肯定感を高める5つのステップでお伝えしています。

「自己肯定感」を高める5つのステップ

大人になってからも、スキルとして高めていける「自己肯定感」のトレーニングにはどのようなステップがあるのでしょう?
当協会でお伝えしている「自己肯定感を高める5つのステップ」でご説明します。

1.自分を認める
2.自分を受け入れる
3.自分を大切にする
4.自分に価値を感じる
5.自分を信頼する

「自己肯定感」高めるトレーニング

ステップ1「ありのままの自分を認める」

「自己肯定感」は、自分を自分がどう思うかの感覚であり、自分のよいと思える部分だけでなく、自分のダメだと思えるところや好きでないところ、短所と思える部分も含めて、まだまだ満足できない自分であっても、そんな自分のあり方全てを含めた、丸ごとの自分を認めることです。様々な気質や要素を持っている自分を「いい、悪い」で判断せずにそのまま認めます。それは自分に妥協して開き直り、傲慢になることではありません。

自己肯定感を高めるステップ1のコツ:ありのままの自分を認めるってどういうこと?

研修を受けたDさんは、自分の短所は「部屋をそうじできないこと」だと思っていました。そこで、部屋が汚く掃除ができない自分を認めてしまうと、「そうじをする自分」をあきらめてしまうことになるのではないかと強い抵抗感を持ちました。
しかし、「そうじをする」という次のステップに進むにも、いったん、「そうじができていない」という自分の現状を認めることが非常に重要です。
たとえ、今は望む状態でなくても、現状を見ないふりせずに、これが今の状況なのだと認めます。
そこで、「そんな自分が嫌」と感じている自分がいることに気づいたら、「そう思ってしまうのも、無理もないよね」と共感してあげます。すると、安心してありのままの自分を認めてあげられます。
人間関係で、自己肯定感の土台となる、自分のあるがままを認められると、相手のそのままを認められるようになります。

◆ステップ1を学べる講座:自己肯定力を上げるベーシック講座

 

ステップ2「ありのままの自分を受け入れる」

ステップ1であるがままの自分の現状をそのまま認められたら、その自分をまるごとOKしてあげましょう。「自分を受け入れる」とき、「受け入れる」という感覚に抵抗を感じる人がいますが、自分が持っている気質や個性、自分が置かれている状況や、自分のあり方や境遇などをそのまま自分のものとして受け止めてみましょう。それは、自分のネガティブに思える部分も、そうなった状況や経緯など、自分を取り巻くすべてを理解しようとすることも含まれます。
ここで、あるがままの自分を「これが自分」と許容することで、自分が持つ自分らしさや個性を受け止められるようになります。このように、世界唯一無二の「自分の存在そのもの」を受け入れられると、自己肯定感の確固たる土台を持てるのです。それが「自分は自分」と思えるようになります。できないところがあっても、そこを責めたり、否定しないで、「それも自分なのだ」と引き受けてみましょう。

自己肯定感を高めるステップ2のコツ:ありのままの自分を受け入れるってどういうこと?

ステップ1で自分の短所は「部屋を掃除できないこと」と思っていたDさんは、その現状を直視し、「自分はそうじができていない」ということを認めました。
次にこのステップ2で「ありのままの自分を受け入れる」にはどうしたらいいでしょう。

この場合、認めたくない現状を「受け入れる」ときに重要となるのが、その状況を作り出している理由を自分が理解してあげることです。そこで、自分が見ようとしていなかった「そうじができない状況」を作り出している理由に目を向けてみるのです。すると、自分で納得することができます。
Dさんの場合は、残業続きの毎日で、一人暮らしの部屋に帰ると、ベッドに倒れ込んで、気づくと朝、という日もあったといいます。
そうじができない自分はダメだと責めていたけれど、そうじができない状況になっているのは、あまりにも疲れていたからで、そうじをするよりも休みたいという気持ちが勝ってしまう日が多かったからだと気づきました。この理由を自分で理解してあげることが、今の状況を受け入れることなのです。たとえ、できないところがあっても、そこを責めたり、否定しないで、「それも自分なのだ」と引き受けてみましょう。

人間関係では、自分が受け入れられると、他者のことも許容しやすくなります。すると、自分を受け入れられていないと感じることで取っていた、他者に対する保身的な行動が少なくなり、目の前の相手と安心して関わることができるので、それが他者との関係にも良い影響を与えていくのです。

◆ステップ2を学べる講座:自己肯定力を上げるベーシック講座

ステップ3「自分を大切にする」

「自分を大切にする」とは、心身ともに自分を心地よくすることはもちろん、自分の健康に意識を向けること、自分自身を理解すること、自分の一番の味方になり、自分に愛情を注いであげることも含まれます。
そこに「感情を理解する」ことも含まれます。自己肯定感を高める上で「感情」を切り離して考えることはできません。自分の中に湧きあがる様々な感情がどんな理由で出てきているのかを理解してあげると、感情に飲み込まれ、振り回されることがなくなります。どんな感情もあなたにとって意味があって生まれると理解して、その感情を受け止めてあげることが重要なのです。

自己肯定感を高めるステップ3のコツ:ありのままの自分を大切にするってどういうこと?

ステップ2で「部屋をそうじできないこと」を短所だと思っていたDさんは、「そうじができない状況」を作り出していた理由を見つけて、その自分を理解してあげました。
そこで、このステップ3では、あまりにも疲れていたから、「そうじをするより休みたかったのだ」という気持ちを受け止めて、そうじより休息を自分に与えてあげます。
部屋が乱雑なのは気になるけれど、寝たいだけ寝ることを許可したり、体の疲れを取るために、マッサージに行ったり、十分休ませてあげると、次第に心と体が元気になります。すると、Dさんもあんなにできなかったそうじが、誰に言われたわけでもないのに、なぜか自然に「部屋をきれいにしたい」と意欲が湧いてきたのです。

自己肯定感を高める上で、感情を切り離して考えることはできません。「感情を理解する」ことは、「自分を理解する」ことです。それが、自分を大切にすることになります。
自分の中に湧き上がる様々な感情がどんな理由でできているのかを理解してあげると、感情に飲み込まれ、振り回されることがなくなります。
たとえ、嫌な気分になっても、その気分をつくる感情に、いい悪いという区別はありません。どんな感情もあなたにとって意味があって生まれていると理解して、その感情を受け止めてあげることが重要なのです。

この1から3のステップは、日常の様々な場面や状況で自分と向かい、何度も繰り返し実践すると、「絶対的自己肯定感」の土台がつくられていきます。すると、少しずつ自分が自分であることへの安心感が生まれ、心から自分を受容し、承認できるようになり、自分を好意的に受け止められるようになるのです。自分を認め受け入れて、自分を大切にすることができると、自己肯定感のベースとなる部分が少しずつ整ってきます。

◆ステップ3学べる講座:メンタルマネジメント強化講座

ステップ4「自分に価値を感じる」

自分の存在価値は、何ができるとか、何を持っているかに左右されないものですが、「自己肯定感」を高めるステップの1~3を繰り返し実践していくと、自分をより承認できるようになり、それが自己評価を高めます。自分の努力や成果を認めることで自己価値を感じ、他者から褒められたり、認められたり、肯定的な評価を与えられたものを、自らの成功体験として積み上げていくことができます。これが自信につなげていけるのです。自分の行為や言動、努力や成果に対して「自分は良くやった」と自分で認められると自己評価につながります。それが他者かからである場合は、他者評価になりますが、「絶対的自己肯定感」が持てると、他者からの評価も肯定的に受け止め、健全に自己価値として積み上げていけます。また、何かチャレンジしたときに、たとえ思い通りの結果が得られなくても、その結果を受け止め、その結果から何を学べるか、その経験を次にどう生かしていくかを考えていくプロセスが自己価値となり、社会的自己肯定感を高め成長につなげていけるようになります。

自己肯定感を高めるステップ4のコツ:自分の価値を感じるってどういうこと?

ステップ3で「部屋をそうじできないこと」を短所だと思ていたDさんが、そうじができない理由を理解し、そうじをすることより、まず疲れた体を休めることで、心と体が元気になりました。そして、そうじへの意欲が生まれました。そこで、ステップ4では、掃除をするより休みたいという気持ちを受け止めて、休むことができた自分や、体の疲れをとるためにマッサージに行けた自分を「良くできた」と認めてあげるのです。
また、「そうじへの意欲が湧いた」、「一カ所でもそうじができた」としたら、それも「良くやれた」と評価してあげます。

自分にしかわからない小さなことや、小さなステップであっても、そこを見逃さずに認めることで、自己評価につなげて、自己評価を感じられるようになるのです。
他者との関係においては、自分を評価し、自己価値を感じられていると、他者との優位性によって自己評価を決める必要がなくなるため、保身的行動を取らずに安心して相手を評価し、相手の価値を認めることができます。すると、安心して相手と関係が築けるのです。

 

ステップ5「自分を信頼する」

「自分を信頼する」とは、自分を無条件に信じることができることです。ステップ1~3で、「絶対的自己肯定感」の土台ができて、ステップ4の自分の価値を感じられるようになると、外的状況がどうであっても、そのままの自分を信頼できるようになります。
自己信頼が高くなると、自分がやることは上手くいくという感覚が持てるので、ゆるぎない自信と共に「自己効力感」を持てるようになります。

自己肯定感を高めるステップ5のコツ:自分を信頼するってどういうこと?

ステップ4で「部屋をそうじできないこと」を短所だと思っていたDさんは、自分に対して、できたことを「良くできた」「良くやれた」と自己評価して、自己価値につなげていけました。ステップ5では、今後、そうじができない状況に陥っても「自分なりにその状況に対処できる、自分ならなんとかできる」と自分を信頼できるようになります。
対人関係においては、自分を信頼できると、同じように他者を信頼することができます。すると、他者からも信頼されていると感じられるようになり、他者との関係はさらによくなるのです。

 

当協会の自己肯定感を高めるメソッドとは?

当協会でお伝えしている自己肯定感を高める方法は、代表理事の工藤紀子が1994年より「自己肯定感」の研究を続け自ら実践し効果が得られたものを「自己肯定感」を高める「ラブマイセルフ・メソッドR」として確立しました。すでに2万人以上の方々が実践し、2013年より企業や教育現場でも取り入れられています。

当協会では、認定講師による「自己肯定力」の数々のプログラムをご提供しています。また、企業様での研修、教育現場での教員の方に向けた研修や、生徒や保護者の方に向けた講演にも力を入れております。当協会では、自己肯定力を高めるお手伝いも行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

次の項目では、「今、なぜ日本で自己肯定感が求められているのか?」をお伝えしたいと思います。

※当協会では「自己肯定感」をスキルとして高めていくとき「自己肯定力」とお伝えしています。

 

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