埼玉県在住
32 年間勤めていた私立高校を、平成最後の春に退職。
自分に正直に、自由に、自分らしく生きていく人生にシフト。
現在、人生の基礎(土台)となる「自己肯定力」トレーナーとして、またサウンドヒーリング楽器「ライアー」奏者として、誰もがかけがえのない尊い存在であることを思い出し、その人らしく輝いていく過程を、応援し見守らせていただくことに、心から喜びを感じています。
教職時代、生徒、受験生、保護者の方々の数多くのご相談にあたるうちに、「自己肯定感」を持てているかどうかが、逆境を乗り越える力に深くかかわっていることに気づきました。改革時の職場においても、全員が既存の価値観から新しい価値観への変換が求められる中、自分軸を見失わずに自己承認しながら、他の人を尊重し受容し同じ目的に向かって突き進んでいく集団として、個々の自己肯定感力が不可欠であることを目の当たりにしました。さらに大人も子供も、どんな状況下においても、「自己肯定感」を高く持てるか、その力があるかないかによって、人間関係にも大きく影響が出てしまうことも実感しました。
私個人としては、幼少期から人が大好きで、よく遊びよく学び、負けず嫌いが功を奏して頑張ることもさして嫌でなく、楽しく学校に通っていました。念願の教員として、充実した日々を過ごしていましたが、プライベート面では、なぜだか難題が私の身に降りかかるようになってきました。何でこんなことが起こるの?一体何?と次から次へと起こる不快な出来事に戸惑いながら、元来の体力とポジティブシンキングでやり過ごしていました。その時に感じた不快な感情は、潜在意識の奥底にしまい込まれ、一旦おとなしく隠れていただけのことだと気づくのは、ずっと後のことです。
長男の嫁として頑張ってきた母が、長生きをすると皆に思われていた母が、末期ガンと診断された時、健康や体の知識が少しあった私は、母の異変に気付いてあげられなかったことで自分を責め、母との時間をなぜもっと大切にしてこなかったのかと悔やみ、母が亡くなった後は罪悪感に苛まれました。ある時「もう私を支えようと頑張らなくてもいいよ」「自分の人生を歩みなさい」と母に言われたような気がして、ようやく一歩を踏み出しました。まず自分の外側、環境を整えることから始めましたが、一向に事態は好転しません。いくら周囲を整え飾り立てても、私の内側が変わらないことには同じことの繰り返しになってしまう。このことに気づき、ようやく出会ったのが、「自己肯定力を高める」講座でした。自分を好き?自分を肯定的に見ている?初めて自己肯定感(セルフエスティーム)という言葉を聞いた時のことは、今でも鮮明に覚えています。自分の長所も短所も含め、丸ごと自分を好きになることが、自分らしく幸せに生きていく鍵だったということを知り、その時から私の「解放の旅」は始まりました。
幼い頃から、無意識に母を支えようと、「良い子でいなきゃ」「我慢しなきゃ」「完璧でいなきゃ」と生きていたなんて、それまでは気づきもしませんでしたが、自分の内側の声と対話しながら、認めたくない感情に気づいてあげると、鳴き声は次第に静かになっていきました。ふてくされたり、スネたり、寂しくなったり哀しくなったりする自分が出てきても、「よしよし、よく頑張っているね。完璧にできなくても大丈夫。」と自分の面倒を自分でみることができるようになり、周りに左右されることなく、自由に自己表現できるようになってきています。肩ひじ張らず、自分を守るために頑張る必要がなくなったので、身も心も軽くなり、周囲の人からも「軽くなったね」と言われるようになりました。(ダイエットしなくても痩せました^^)
予測できない時代だからこそ、「自己肯定感」を養い、「自己肯定力」を身につけ、人生の基盤(土台)を作り、“”どんなことがあっても自分らしく幸せに生きていくことができる“”柳のようにしなやかに逞しく楽しく生きていきましょう。まだまだ進行形の私ですが、ご一緒に成長していきましょう。
〔開催地〕さいたま市、新橋、池袋