「成功が何千分の一だったとしても」そこへ挑む過程に価値がある

ネバーギブアップ
工藤紀子
この記事の監修者
工藤紀子|代表理事
一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会 代表理事。自己肯定感の研究と実践に32年取り組み、のべ2万8千人以上に研修を実施。著書に『レジリエンスが身につく 自己効力感の教科書』『職場の人間関係は自己肯定感が9割』等。詳しいプロフィール →

2024年11月8日の日経新聞、三浦知良氏のコラム「サッカー人として」がとても興味深いので自己肯定感の観点からご紹介させて頂きます。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODH054V20V01C24A1000000/

今回のコラムのタイトルは「成功が何千分の一だったとしても」ですが、サッカー選手(フォワード)は得点するためにうんざりしそうなほど、何度もゴールのための動き出しを繰り返しているそうです。ただ、その大半の動きは実らず、成功確率でいえば何十分の一以下です。

サッカーだけに限らず、日米通算で4367本もの安打を重ねたイチロー氏や米プロバスケットボールNBAのマイケル・ジョーダン氏の例もあげて「成功が何千分の一の無慈悲な確率」だとしても、アスリートが物事に立ち向かうマインドについて、それは、得られる・得られないが問題じゃない。そこへ挑む過程自体に、努力に、価値と尊さがあるはずだと自分に言い聞かせているからだとしています。

最後に、三浦氏は『失敗と成功の、かくも手に負えない真実に立ち向かう人々に、ロベルト・バッジョ(元イタリア代表)の言葉を贈りたい。94年W杯決勝のPK戦で涙の失敗に見舞われた彼は後にこう語った。「PKを失敗できる人間は、勇気を持ってPKを蹴った者だけだ」』と、勇気をもって前に進む人にエールを送ってくれています。

著名アスリートだけではなく、達成経験(成功体験)のあるアスリートは、物事が順調にいかないことが事が多いことを受容し他責にせず諦めない心を持っています。

その理由は自己肯定感と自信の関係でも指摘されているのですが、高い自己肯定感(自分自身の価値を認識し、自信を持って行動する能力)、強い自己効力感(自分の能力や可能性を信じ、困難な状況でも前向きな姿勢を維持する力)、目標志向性(明確な目標を設定し、それに向かって努力する姿勢)を兼ね備えているからです。

お気づきのように、これはアスリートだけではなく全て人に適応可能です。

勿論、成功の定義は人により異なりますが、直面する様々な課題を克服し成功を収めるための重要な要素には「信念に基づいた諦めない心」がキーポイントになります。

そして、それは個々人の確固たるミッションに裏付けられている事がポイントになっています。

皆さんのミッションは何でしょうか?

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工藤 洋一 理事
一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会 理事。自己肯定感に関するコラム執筆・講座運営を担当。

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