2020年2月20日、マスタートレーナーの中田講師が、金沢市の長土塀青少年交流センターで「自己肯定力向上に向けて」と題して講演を行いました。金沢市生涯学習課からの依頼で、対象は公民館主事の方60名です。
金沢市の地域公民館は、「金沢方式」と呼ばれる全国でも特色ある運営方式をとっており、地域の生涯学習の場として、極めて充実した活動を展開しています。その公民館において、主事は常勤の専任職員として庶務を行ったり、公民館委員とともに企画、事業の実施をしたりしています。
「自己肯定感」という言葉自体、初めて聞くという方も多かったようですが、とても熱心に聞いてくださり、また、ミニワークにも真剣に取り組んでくださいました。
教育・福祉・自治のさまざまな団体のパイプ役でもある金沢の公民館主事の皆さんが、まずは自分自身をさらに好きになり、いっそう活躍なさっていくための一助となればうれしいです。
[アンケートから]
・自分を認めて受け入れる際、欠点も受け入れるということがちょっと驚きでした。欠点は受け入れて、それからなおすという作業をやっていきたいと思います。
・自分がもっと好きになりました。このまま自分を好きでいよう。(50代女性)
・人と自分のダメな所を比べ、自分自身で落ち込んでいると思った。明日からは自分のいい所、好きな所を一つずつでも書き出して自分を好きになっていこうと思った。(50代女性)
・人をほめることは苦手だが、もっと相手を認め、声をかけてあげたい。(50代女性)
・自分を受容することは容易なことではありませんが、思考のクセも考えて、良い方向にすすめるようにしたいと思いました。(50代女性)
・自己肯定感についてみんなが知ればもっといじめも自殺者も犯罪をする人も少なくなるのではないでしょうか? 人間社会の中において、一人では生きられないので自己肯定力がどこまで向上できるかはわかりませんが、自分自身はこれ以上にもこれ如何にもならないと思っていたので、自分を大切に、他の人にもこの話をしてあげたいです。(60代女性)
・日ごろ地域のいろいろな方々と接しているが、その人の「自己肯定力」を意識してコミュニケーションをとってみようと思う。違った一面が見えるかもしれない。(50代男性)