私は、公務員として共働きをしながら二人の子どもを育てました。
仕事や生活での様々なことに対処しつつ、徐々に身近な人の介護にも関わることになりました。介護は、いずれ自分にも確実に必要になります。お世話になった人の介護に関わるのに何の抵抗もありませんでした。
毎日、不慣れなことだらけでしたが、介護職の方に教えていただき右往左往しながらも、忙しい日々を何とか乗り越えてきました。
しかし、退職を目前にしたある日のこと、突然、とてつもない孤独感に襲われました。
こんなに頑張ってきた自分に「OK」が出せないのです。
この私の悩みは、自身が思っていたよりも深いものでした。
そんな時、「自己肯定感」という言葉に出会います。
様々な関連書籍にあたり、多くある講座の中から、当協会の講座に参加することになりました。
ふわふわとしたピンク色の(個人的な感想)「ラブ・マイセルフ」の響きに若干の抵抗感を抱きながらも、学んでいくうちに他の講座にはない包容力を感じました。学びの回を重ねるごとに私の内にある「自己肯定感」が少しずつ、畑のように耕されてゆき、今まで張りつめていた心が、大きな息を一つ吐きだしたような心地がしました。
そうして私自身の「自己肯定感」が高まると、周りを違う角度から見ることができるようになるのは驚きでした。
自分だけが頑張っていたと思っていた日々、寡黙な夫が、彼なりに陰ながら様々な協力をしてくれていたことに気付きました。
私はようやく長い闇から抜けて、やっと自分を見出した心地でした。
人はいくつになっても、悩み、迷います。
自分や家族を取り巻く急な環境の変化、親や伴侶の介護、大切な人との別れなど、信じられないことが起こり、パニックになります。知らず知らずのうちに自分の中に積み重なります。しかし、直面している問題と向き合う力は私たちの中にあります。
そして、それは「自己肯定感」として長い時間をかけて確実に培われていることを、今は疑う余地もありません。
「自己肯定感」を学ぶことは、自分を取り戻すことだと思います。
あなたの「ラブ・マイセルフ」は、あなたの周りの人々をも豊かにします。
このふわふわとしたピンク色の(あくまで個人的感想!)「ラブ・マイセルフ」の言葉の響きは、「自己肯定感」を学ぶあなたが、あなたであるために、いつも一番のエールを送ってくれることでしょう。是非、あなた色の「ラブ・マイセルフ」を見つけてください。
所有資格:
・JAMA 認定 アンガーマネジメントファシリテータ
・認知症介助士
・高齢者傾聴スペシャリスト