
2024年11月30日、12月14日の2回にわたり、東京都調布市東部公民館様において、東部市民講座「自分をもっと好きになる、初めての自己肯定感講座」を開催させていただきました。
講座は、東部公民館でのリアル会場と、ZOOM を使ったオンラインとの同時開催で、受講者は地域の皆さん26名、大学生や中学生の参加もあり、幅広い年齢の方にご参加いただきました。
11月30日の1回目は「自己肯定感って何だろう」というタイトルで、自己肯定感の言葉としての意味や捉え方、なぜ必要かという基本的な知識を学んだうえで、ワークを通して、自己肯定感を自分事として考えてもらう、という内容です。
ワークは3、4人のグループになって行い、それぞれの考えや自分のいいところなどをシェアする時間を取りました。最初は硬かった皆さんの表情も、ワークを続けるうちに笑顔が多くなっていき、世代を超えてお互いの意見を尊重する場面が見られ、会場は終始、和やかな雰囲気に包まれていました。
12月14日の2回目は「自分の感情を知り、ぶれない自分に」
協会が提供する「メンタルマネジメント講座」をもとに、自分の中にあるネガティブな感情や考え方の癖について理解し、日常的にできる向き合い方や、毎日をご機嫌にする習慣を知っていただくという内容です。
普段やり過ごしているイライラや、一人一人の考え方の違いなどについて、参加者の事例を通してグループに分かれて、意見を出し合いました。
講座の中での自己開示は難しいのではないかと危惧していましたが、前回同様、グループ内でのアドヴァイスや、わからないところをみんなで考えるなど、皆さんが協力して取り組む姿に講師としてとても嬉しく思いました。
頂いた感想には、
・他の人の考え方が聞けて勉強になった
・自分について考えるきっかけとなった
・考え方の癖を自覚できた
・自分を大切にすることを実践したい
・感情を理解することの大切さを知った
・捉え方で見方が変わることが目からウロコだった
・自己肯定感についてもっと深く知りたいと思った
など、ご自身の気づきに繋がったご感想が多く、講師にとっても励みになりました。
今回、2回の講座を通して、参加者が安心して話せる場を作ることで、皆さんの理解がより深まるということを実感し、私も学ぶところが多々ありました。何より、皆さんが相手を尊重して話を聞き共感しながらワークを進めてくださっているのが感じられて、その場にいた皆さんの自己肯定感も上がったのではないかと思います。
自己肯定感は、今や知らない人はいないと思いますが、実際に正しい知識を持ち、自分事として捉えている人は、まだ、少ないのではないでしょうか。
今回の講座を通して、自己肯定感は、年齢、性別、環境関係なく、生きていくうえで一番大切なものだということを、改めて実感させていただきました。
開催に当たり細やかなご配慮を頂いた、東部公民館の皆様には、心より感謝申し上げます。
また、協会の須田彩講師、村田奈々講師に様々な形でサポートしてもらい、大変、心強く開催できましたこともご報告させていただきます。
(文責:佐藤昌子)