「私なんてダメだ…」から抜け出す方法

「私なんてダメだ…」から抜け出す方法

 

仕事でちょっとしたミスをした時、料理が焦げてしまった時、

あるいはささいな約束を忘れてしまった時、

 

心の中で「ああ、また私ったら…」

つい「なんて私はダメなんだろう…」と

深く落ち込んでしまうことはありませんか?

 

その瞬間、私たちはまるで深い穴に落ち込んだように、

自己嫌悪の感情に包まれてしまいます。

 

しかし、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

 

その容赦ない批判の声は、

本当にあなたの本心から湧き上がってきたものでしょうか?

 

もしかしたら、あなたの心の中には、

まるで常に監視しているかのように、

あなたを批判し、責め立てる

「もう一人の自分」が存在していることがあります。

 

この声に気づき、その影響力を弱めることが、

自己肯定感を高める上で非常に重要です。

 

影響力を弱める一歩として

自分を責めてしまう瞬間に意識を向け、

「またこの声が聞こえてきたな」

と客観的に捉えることから始めましょう。

 

まるで、他人事のようにその声を聞いてみるのです。

 

これが感情的な自己批判から

一歩引くための重要なステップです。

 

 

そして、次にその声に対して

「本当にそうだろうか?」

「他に考えられる理由はないだろうか?」

と問いかけてみてください。

 

 

私たちは、失敗やうまくいかなかったことの原因を、

すぐに自分の能力不足や

人格的な欠陥に結びつけてしまいがちです。

 

しかし、実際には、

状況、体調、予期せぬアクシデントなど、

自分以外の要因が影響していることも少なくありません。

 

このように客観的な視点を持つことで、

感情的な自己批判から少し距離を置くことができます。

 

そして、より冷静に状況を分析し、

建設的な解決策を見出すことができるようになります。

 

 

 

心の中の批判的な声に気づき、

その影響力を弱めることと同時に、

もうひとつ、大事なことがあります。

 

それは、意識して自分に優しい言葉をかけることです。

 

まるで、親しい友人を励ますように、

「今回はうまくいかなかったけれど、やれるだけのことはやったよ」

「次はきっと大丈夫」

「よく頑張ったね」

といった自分を励まし、勇気づける温かい言葉を

自分に語りかけてみましょう。

 

 

最初はぎこちなく感じるかもしれませんが、

繰り返し行うことで、心の中に優しい声が育っていきます。

 

そして、その優しい声は、批判的な声を打ち消し、

自己肯定感を高める力となるでしょう。

 

自分を責めてばかりの毎日から抜け出すには、

まず心の中の批判者に気づき、客観的な視点を持つこと。

 

そして、意識して自分に優しい言葉をかけること。

 

これらの小さな一歩を踏み出すことで、

あなたはきっと、もっと穏やかに、

自分を大切に思える毎日を送ることができるようになるはずです。

 

 

 

今回のメルマガが、前向きに日々を過ごすための一助となれば幸いです。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

今日も素敵な一日をお過ごしください。

 

 

日本セルフエスティーム普及協会は、

あなたが自分自身を肯定し、

喜びに溢れた人生を送れるように

お手伝いしたいと願っています。

 

次回のメルマガも、どうぞお楽しみに。

 

 

日本セルフエスティーム普及協会

代表理事 工藤紀子

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