優しい言葉がけ

こどもに対して優しい言葉がけってできていますか?

仕事や育児に忙しい毎日の中で、特に帰宅後こどもを寝かしつけるまではどの家庭もあっという間に過ぎてしまうと思います。ようやくほっとひと息つけるのはこどもが寝た時。寝顔を見ながら、今日はよくがんばったね、とか、ちょっと怒りすぎてごめんね、と思わずつぶやいてしまうことありませんか。そう思う気持ちがあっても、忙しく動き回っている間はこどもに向かってちゃんと言葉をかけることが後回しになってしまいます。

言葉に出さなくてもなんとなく伝わっているかなと大人は思うかもしれません。日本には全てを言葉に出さなくても察する文化があります。相手の気持ちを汲み取りながらの人間関係も多いと思いますが、最近は大人でも察することができない人がいます。いわゆる“空気が読めない人”です。そのような人にはちゃんと言葉で伝えないとコミュニケーションがうまくできません。普段は空気が読める大人でも家庭に帰ると空気が読めなくなる人もいます。夫婦間でも、「このぐらい言わなくてもわかるでしょ!」「言ってくれないとわからないよ!」なんて会話ありますよね。

気持ちを察することも大事ですが、言葉に出して相手に気持ちを伝えることも大事です。特に小さいこどもは自分以外の人の気持ちを察することは難しく、他者の心の状況について推測できるのは4歳頃からと言われています。こどもには特に言葉に出して伝えてあげないと、親がどのように考えているのかわかりません。こどもに対しての「ありがとう」や「ごめんね」という優しい気持ちは言葉に出すことでしっかりこどもの心に届けることができます。優しい言葉によって親からの愛情を受け取ったこどもは“自分は愛されているんだ”という自己肯定感の土台が作られていきます。

こどもに対しての優しい気持ちは心の中に留めておくだけではもったいないですし、寝ているこどもに言葉で伝えてもこどもには届きません。忙しい毎日の中でも、その時々に、もしくは思い出した時にでも、こどもに対して「大好きだよ」「ありがとう」と優しい言葉がけを心がけていきたいですね。

(文責:須田 彩

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