自己肯定感は声に現れる? | 一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会

自己肯定感は声に現れる?

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あなたは自分の声が好きですか?

人前で話すことや自分の声が嫌い、という人は、自己肯定感が低い状態になっているかもしれません。なぜなら、思っている以上に声は自分の心を如実に表すからです。心が明るくいきいきしていれば、すっきりとした魅力的な声で話ができますが、心に不安や怖れを感じている場合、思うように声がでず、表情も曇りぼそぼそとした話し方になってしまいがちです。このような状態ではあなたの伝えたいことが相手に伝わりにくくなってしまいます。

声の印象はその人の第一印象を左右するといっても過言ではありません。初対面の場合、相手が感じよく明るい声で挨拶をしたら、それだけで安心や親しみを感じませんか?声はあなたにとって、あなたらしさを表現できる大切な宝物なのです。

私は今でこそ、司会や朗読など、人前で声を使う仕事をしていますが、子ども時代は人前で話すことが大の苦手で、授業中もなるべく先生に指されないように気配を消しているような超内気な子どもでした。もちろん性格もありますが、心のうちは、失敗しないよい子でいたい、というプレッシャーときっとうまくいかない、という自らの思い込みに捉われていました。当時の私は、蚊の鳴くような声で囁く存在感のない話し方で、自分をアピールするなんてもってのほかでした。自分に自信もなく、自己肯定感も低かったと思います。

そんな私が声を使う仕事を目指したのですから、最初は失敗の連続でした。自分の声を情けなく思うこともありましたが、根気よく自分の声と向き合い、場数を踏んでいくうちに自分の声を変えることより、今ある声を大事にしようと思うようになりました。何より、自分の声を活かして仕事ができる、ということが大きな喜びとなり自信に繋がったのです。今思えば、ありのままの自己を受け入れ認める、そして、好きになることで自分を信頼できるようになる、というまさに自己肯定感を高めるための大切な過程でした。

自分の声が嫌い、という人に理由を聞いてみると、そこには自分自身を否定された経験や、発表の場での失敗など、自分は声が悪い、受け入れてもらえない、また失敗するのでは…という不安や周りの評価に対するプレッシャーを抱えていることが多いようです。そして、本人が自身の声を受け入れていないので、本来の声がだせない状況に陥ってしまっています。周りに評価された声に自ら引きずられている、という自己肯定感が低い状態です。

では、どうすればよいのか、というと、声を通して自己肯定感を高めることをお勧めします。

難しいことではありません。あなたの声は唯一無二のものであり、自分の大切な宝物であるということをまず、自覚すること。その存在そのものをしっかり認めて、自分の声を好きになることから始めてください。声が嫌い、という人ほど、自分の声の魅力に気付いていないのです。

自分の声を見失っているときは、身体の力を抜いて足は肩幅にして姿勢よく立ち、おへその少し下を意識してゆっくり腹式呼吸をします。4秒くらいで吸って8秒くらいで吐く・・・呼吸が整ったら口を大きく縦(「あ」の口)に開け、吐く息に合わせて「あー」と無理せず長めに声をだします。喉に負担なくでる声があなたの本来の声です。最初はあまり長く続かないかもしれませんが、だんだん力強い声がだせるようになります。

顔や髪形を気遣うように、自分の声もチェックして磨いてあげてください。自分の声がでるようになると、話すときの表情も明るくなります。最初は笑顔を意識し、口をなるべく大きく開けて話すようにすると、それだけで聞き取りやすく印象の良い話し方になります。声が整ってくると気持ちも整います。明るい自分らしい声で話ができると、周りもあなたの話に耳を傾けてくれるようになります。すると、あなたはますます自分の声に自信が持てるようになります。緊張する場でも、「きっと大丈夫」と自分を信頼でき、必要以上に上がらなくなりますよ。もちろん、これは自己肯定力アップにつながっていきます。

みんな違う声だから、その人なりの魅力があります。その魅力を大切にあなたの伝えたいことを堂々と声に出していきましょう。

(文責:佐藤昌子

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