静岡市葵生涯学習センター様よりご依頼をいただき、「あおい家庭教育学級~ちゃんと知りたい。こどもの発達障がい~」(全5回)のうち、第4回(6月3日)と第5回(6月24日)を担当いたしました。講師は(一社)日本セルフエスティーム普及協会 マスター認定トレーナーの須田彩が務めました。
講座のタイトルは「親子で自己肯定感を育もう」。発達障がいの特性をもつお子さんの保護者の方々を対象に、自己肯定感とは何か、そして自分と子どもの“ありのまま”をどう受け入れていくかについて、ワークや絵本、参加者同士の対話を通して学びました。
第4回では、まず親自身の心の状態に目を向け、「自分にどんな言葉をかけているか?」を考える時間を持ちました。第5回では、親と子どもとの違いを“すてきな魅力”として捉え直す視点を深めました。
参加者からは、「子どもの幸せを願うには、まず親自身が幸せになることが大切だと知った」「まずは認めてOKするというのが目からウロコだった」「もう少し自分を認めても良いのでは?と思えた」といった感想が寄せられました。また、第4回を終えてからは、「がんばった日にごほうびのランチをした」「“今だけ”と思って乗り切れた」「できたことに目を向けられた」など、日常での意識の変化も伺えました。自己肯定感は子どもだけでなく親自身にとっても必要なものです。自分自身の変化や安心感の心地良さを知り、それを子育てにも繋げていただきたいと思います。
講師自身も、親として、“ありのままを受け入れる”ことの難しさと日々向き合ってきました。今も「私はできているかな?」と自分に問いかけながら子育てを続けており、だからこそ伝えられる言葉を大切にして、講座をお届けしました。
保護者の皆さんが、自分自身と向き合い、お子さんとの毎日を見つめ直すあたたかい時間となりました。このような機会をつくってくださった葵生涯学習センター様に、心より感謝申し上げます。
(文責:須田 彩)