言葉の使い方が変われば自分との関係が変わる

言葉の使い方が変われば自分との関係が変わる

私たちは、一日の多くの時間を、誰かと会話したり、
文章を読んだり書いたりすることで過ごします。

しかし、それ以上に長い時間を共に過ごし、
絶えず対話している相手がいます。

それは、他でもない「自分自身」です。

心の中で繰り広げられるセルフトーク(ひとり言)は、
私たちの感情や行動、
そして自己肯定感に深く影響を与えています。

普段何気なく自分に対して言っている言葉が、
自分との関係性を築き上げているのです。

例えば、何か新しいことに挑戦する時、
「失敗したらどうしよう」
「きっとうまくいかない」
「私には無理だ」といった
否定的な言葉を心の中で繰り返していると、

挑戦する前から諦めてしまい、
結果もよいものになりません。

まるで、自分自身に
「自分はできない」と
宣告しているようなものです。

一方、「やってみよう」
「もし失敗しても、そこから学べばいい」
といった前向きな言葉を自分にかけられると

一歩踏み出す勇気が湧き、
たとえ失敗しても
それを次への糧と捉えることができます。

これは、自分自身を応援し、
励ます言葉となるからです。

言葉の使い方が変わると、
私たちは世界の見え方さえも
変えることができます。

例えば、些細なミスをしてしまった時、
「またやってしまった」と自分を責めるのではなく、
「次は気をつけよう」
「これは改善点を見つける良い機会だ」
と捉えることで、

ネガティブな感情に囚われることなく、
前向きな気持ちになれます。

まるで、曇った心に陽が差し込むように、
異なる解釈ができるのです。

自分との関係性を
より良いものにするために、
意識的に言葉の使い方を変えていくことは、
自己肯定感を高める上で
非常に効果的なアプローチです。

まるで、大切な友人に語りかけるように、
優しく、励まし、時にはユーモアを交えながら
自分自身に言葉をかけることを意識してみましょう。

まず、自分がどんな言葉を自分に投げかけているか
意識化することから始まります。

ネガティブな言葉に気づいたら、
それをポジティブな言葉に言い換える練習をします。

「疲れた」と感じたら
「よく頑張っているね、少し休憩しよう」、

「不安だ」と感じたら
「大丈夫、きっと乗り越えられる」

などのように。

また、「私は価値がある」
「私は私のままで大丈夫」
「私は愛されている」といった
肯定的なアファメーションを、
一日の始まりや終わり、
または心が不安定になった時に唱えることも有効です。

これらの言葉を繰り返し使うことで、
潜在意識にポジティブなメッセージが浸透し、
自己肯定感を安定させることができます。

言葉は、思考をつくります。

意識的に言葉の使い方を変えることは、
自分自身とのコミュニケーションの質を高めます。

自分に対して、
ポジティブな言葉をかけていきましょう。

言葉の使い方が変われば、自分との関係が変わります。

日々の言葉を意識的に選び取ることから、
自分自身とのよい関係を築いていきましょう。

今日も素敵な一日をお過ごしください。

次回のメルマガも、どうぞお楽しみに。

日本セルフエスティーム普及協会
代表理事 工藤紀子

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