赤ちゃんにニコッと笑ってもらえると、とても幸せな気持ちになりますよね。
赤ちゃんの微笑みにはいくつか種類があります。生後すぐの赤ちゃんが眠りながら、いい夢を見たかのようにふっと笑う時があります。これは新生児微笑と呼ばれ、筋肉のけいれんによって生じるものです。その後2~3ヶ月経つと社会的微笑が現れ、人であれば誰に対しても笑いかけるようになり、6~7ヶ月頃になると人見知りの始まりと共に特定の人(養育者)を対象に笑う選択的微笑へと変わっていきます。
新生児の微笑みを見るとわが子でなくてもかわいい、守ってあげたいという気持ちにさせられます。新生児微笑は周囲の人を喜ばせ、和ませる力があります。チンパンジーの赤ちゃんにも同様の微笑が見られることが確認されおり、集団で生きていくのに有利になるように組み込まれたものが新生児微笑であるようです。
産まれてすぐ何もできない赤ちゃんはその存在だけで周囲から愛されるようになっているのですね。そして、周囲の人間もまた、赤ちゃんの微笑みによって自然と笑顔になってしまいます。このような能力をもつ私達はとてもすばらしいと思います。大人になると“自分はこんな人間だから周囲の人に優しくしてもらえない”とか、“あの人みたいにならないと好かれない”とか条件が整ったときに自分は周囲の人に愛される価値があるように考えしまいます。でも私達はだれもが産まれた直後からその存在だけで愛されるようにできているのです。私達が産まれながらに持つ力を信じ、そのままの自分を大切にし、価値あるものだと感じることで自己肯定感を高めていきたいですね。
(文責:須田 彩)
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