数々の熱戦が繰り広げられたパラリンピックが閉幕して10日余り。日本はもちろん、世界各国の選手たちの活躍に胸を熱くされた方も多かったのではないでしょうか。
あなたはどの場面が一番印象に残りましたか?
私はパラリンピック競技に胸震える場面が沢山ありました。そして、パラリンピックの開閉幕式の感動は今でも鮮明に蘇ってきます。そこには「溢れる愛」を感じました。
東京パラリンピックで発足したWeThe15は、スポーツ、人権、政策、コミュニケーション、ビジネス、芸術、エンターテインメントの世界からの国際機関の史上最大の連合を結集することにより、今後10年間で変化を起こすことを計画しています。
このキャンペーンが始まるまで、世界の人口の15%(12億人)が障害者であるということを知らなかった方も多かったのではないでしょうか。紛争地帯で争いに巻き込まれて障害を持つことになってしまう人々が多くいる国と比べれば、もしかすると日本の比率は低いのかもしれませんが、最初に感じたのは「想像以上に多くの方がいらっしゃるんだ」ということ。
パラリンピックを見ていて考えていたのは「そもそも、障害とは何を指すのだろう?」ということ。「障害」はわかりやすいものだけではなく、拡大解釈すると老いて自由が利かなくなり若い時に出来た事が出来なくなる状態も含まれていると思えたからです。
人は老いる過程において、かつて問題なく出来たことが出来なくなります。50代でも身体機能が低下していますが、これが70代80代になったときフレイル(加齢により心身が老い衰えた状態)の時期を経て、徐々に要介護状態に陥るようになります。現在、健常者である私たちもいつかは15%(弱者)に収束されていく。それをWeThe15は一足早く教えてくれているような気がしました。どんな人も加齢は避けて通れません。
この「WeThe15」の動画を見る度に感じるのは、どんな状況になってもあるがままの自分を受け入れ、お互いを認め合って人生を豊かに生きている人の姿です。
身体が健康であっても、あるがままの自分を認めて生きている人はどれだけいるでしょうか?
あなたは「絶対的自己肯定感」という言葉を聞いたことはありますか?
これは自分が何ができるからとか、人と比べて優れたところがあるから自分を認めるというのではなく、どんな自分であっても自分が存在していること自体をまるごと肯定する存在レベルの自己肯定感のことです。当協会でお伝えしている2つの部分からなる自己肯定感のひとつです。これは外的要因や成果や能力によって左右されず何があってもその土台は崩れません。
あるがままの自分を受け入れるにはこの「絶対的自己肯定感」が必要不可欠です。
人生には予期しないことや思い通りにいかないことが起こります。
例えば、自分の思い通りの成果や評価が得られないとき、日頃頑張っている人ほど、ひどく落ち込み心が折れてしまうことがあります。
それは今まで他者評価や結果や成果などを拠り所にして、自分を支えようしてきた人に起こりやすくなります。
日々、仕事や人間関係でうまくいかなくて、落ち込んで心が折れそうになったときに、私たちが気づかなければいけないのは、その問題にどう対処するか以前に、あるがままの自分を受け入れて、その自分を支えることができているかどうかです。それが「絶対的自己肯定感」なのです。これが持てていると、どんな困難に直面しても自分を支え、困難に打ち勝ち乗り越えていくことができます。
この自己肯定感は誰もがいつからでも高めていけます。そのためのスキルを学んで身に着けてください。あるがままの自分を受け入れることで、人はますます強く、そして優しくなれるのです。
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(文責:工藤洋一)
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