「自己肯定感」という概念がブーム化し、今ではテレビのニュース番組コメンテーターまでもがニュース解説で「自己肯定感」という言葉を使うようになっています。
ラジオ番組などでも特集されることも多くなっていますね。
「自己肯定感」が自己有用感や自己効力感と十把一絡げにされている面はありますが、「自己肯定感」が認知されるのは重要ですのでブームになるのは良いことです。ただ、光があれば影が出来るのが世の定理。
影の部分では、自己肯定感を高めなくてはいけないという強迫観念のような考えに陥ったり、自己肯定感が低いことは悪いことで低い自分はダメだという考えに陥ってしまう人も増加傾向にあります。特に20代の若者世代では自己肯定感を高めようという過剰な風潮に「自己肯定感が高い人は自信過剰気味で好きではない、自分はそうなりたくない」という考えに振れている人も少なくないとのデータもあります。
でも、これは本末転倒です。
なぜなら「自己肯定感を高める」ことが目的ではないからです。自分の人生を楽しく意味あるものにしたいという目的があって、そこで必須となるのが「自己肯定感が高い状態」です。人間関係がうまくいかない、仕事に自信が持てない、子育てがうまくいかない、自分の能力を発揮できない、など様々な悩みの根本原因となっている自己肯定感の低さを改善することで、望む状態になっていくための手段となるのが「自己肯定感を高めること」なのです。
自己肯定感が低いと感じて、やみくもに自己肯定感を高めよう高めようと手段だけにフォーカスしてもただ苦しいだけです。「自己肯定感を高めなければ」と手段だけにフォーカスしてしまうと「早く結果を出したい」という思いが先行しがちとなり、それを小手先だけでなんとかしようとしてしまうので、本質的な悩みや問題の解決には繋がりません。
自己肯定感は誰もが生きていく上で非常に大事な感覚ですが、それが自分のこれまでの人生にどう影響をして今の自分の悩みや問題を作り出しているのか、これからの人生にもどう影響していくのかを理解しておかないと取り返しのつかないことになります。それはあなたのみならず、あなたの子どもの未来はもちろん、あなたの周りにも多大な影響を与えるからです。
自己肯定感ブームで、今の悩みや問題を解決するには、自分の自己肯定感が影響しているのかもしれないと、そこに課題を感じて光をあてられたのに、このブームに惑わされて「もう自己肯定感という言葉を聞くのも嫌だ」と感じてしまっている人がいたら、それはあなたのこれからの人生の多大な損失になります。
是非、あなたの未来を今よりもより良いものにしたいと思われているのなら、あなたの未来に関係のある「自己肯定感」についてまずはご自身が実践できるように一度学んで体得してください。それがあなた自身はもちろん、あなたの子どもの未来を救うことになるかもしれないのです。
(文責:工藤洋一)
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