新潟県上越市の中郷商工会にお招きいただき、1月20日に「自己肯定感について」と題した講演会で認定トレーナーの宮澤奈緒子(中小企業診断士)がお話をさせていただきました。ご参加くださったのは、主に地域で事業を営んでいる事業者の方々です。
自己肯定感は、うまくいかないことが続くと、自信がなくなり下がってしまうことがあります。企業も同様で、先が見えない困難な局面に遭遇し、業績が悪化をすると、経営者・従業員の士気が下がることがあるかと思います。昨今の長期化したコロナ感染症の影響で多くの企業でその影響が出ています。
自己肯定感を高めるには、自分を好きになることからはじめます。
企業の経営分析をする際に、SWOT分析というフレームワーク(考え方の枠組み)があります。自社の経営環境を強み・弱み(内部環境)、機会・脅威(外部環境)に分けて分析して、今後の方向性を探っていくものです。このSWOT分析でいう自社の「強み」は、教科書的には、競合他社と比較しての強みです。ところが、自信を失っているときは、ライバルと比較して自社の優位性が見出せなくなっているのではないでしょうか。そのような時は、ライバル社との比較はせずに、自社を今一度ふり返ってほしいことをお伝えしました。
感想の一部をご紹介します。
- 自己肯定感を自分の商売・会社に置きかえて、コロナ禍の現代において、同業他社と比較せずに自社の得意な事、自社の好きなところを考えましょう!・・・この言葉、よかった。良い講演でした。もっと長時間のものに参加したいと思いました。
- 自己肯定力はトレーニングで高められる。改めて自分を振り返ることができた。
- 自己肯定感が人生の土台として大切であること。家族に自己肯定力を高めて欲しいと思った。自己肯定感が高いというのは、自信過剰・傲慢とはちがうという事が印象に残った。
- 職場の職員にも自分の好きなところを考えてもらい、自己肯定感を持ってもらうようにしたい。自分の事を考えふり返る良い機会となった。他の人の考えもきくことができた。
講演会の後、3年ぶりに開催された新年懇談会にも参加しました。中郷商工会長の宮川様をはじめ、役職員、参加者のみなさまから地域や仕事の話や講演の感想を聞かせていただきながら、楽しく心温まる時間を過ごすことができました。昨年同時期に計画されて、コロナ感染症の状況を鑑みて一度は中止となった講演会でした。1年後に、改めて自己肯定感についてお伝えできる機会を頂戴できたことを関係者の方々に深く感謝しております。
中郷商工会の会員事業所の皆様が、その持ち味を活かし、いきいきと輝いて事業を継続できますように。
トレーナー 宮澤奈緒子(中小企業診断士)
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