「感情」は自分を知る最大の手がかりになる

工藤紀子
この記事の監修者
工藤紀子|代表理事
一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会 代表理事。自己肯定感の研究と実践に32年取り組み、のべ2万8千人以上に研修を実施。著書に『レジリエンスが身につく 自己効力感の教科書』『職場の人間関係は自己肯定感が9割』等。詳しいプロフィール →

自分を理解すること抜きには自己肯定感を高めることはできません。
その中でも一番理解が難しいと感じるのが「感情」です。

あなたは感情とうまく付き合えていますか?

日々の生活の様々な場面で、感情は揺れ動きます。

「感情」は自分を理解する手がかりになります。

職場の人間関係は自己肯定感が9割」(フォレスト出版)の著書でも「感情」については「自己肯定感を高める5つのステップ」のステップ3で取り上げています。

自分の中に湧き上がる感情がどんな理由で出てきているのかを理解できると、感情に飲み込まれず振り回されなくなります。

それが自己肯定感にも影響するのは、感情は出来事がどうであるかというよりも、その出来事を、自分がどう受け止めて、どう捉えた方によって決まるからです。

ではなぜ「感情」を理解することが、自分を理解することにつなるのでしょうか。

そこに、これまで生きてきた自分の考え方や捉え方が影響しています。

さらに、自分をどう捉えているかが、周りをどう見るか、どう捉えるかにも影響を与えます。

わたしたちは、自分が感じているように、周りからも見られていると感じています。そこで、自分を否定的に捉えていると、周りからも否定的に見られていると感じやすくなり、それが嫌な感情を引き起こすのです。

その捉え方や考え方が、自分をありのままに見ることを妨げてしまっていると、自己肯定感を下げてしまいます。

嫌な感情になるときは、自分に対しての認識を変えていくことが有効ですが、いきなり、自分の認識を変えていくことはできません。

そこで、その感情を作り出している、ものの見方や考え方に気付き、そこを修正することが効果的なのです。

私たちがもっているものの見方や考え方は、幼いころから両親の影響を受け、これまで関わってきた人の中で、長い時間をかけて、自ら正しいと感じて持つようになったものがほとんどです。中には、無意識に自分を守るために持つようになったものもあります。

自分の一番の理解者になるためにも、どのように自分の「感情」が生まれるのかを知ってください。そこを理解できると、より自分との関係は良好になり、自己肯定感を保つことができるのです。

(文責:代表理事 工藤紀子)

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