子どものありのままを認める

“ありのままの子どもを認めてあげましょう!”

子どもの自己肯定感に関することを読んだり、聞いたりすると必ず出てくる言葉ですね。
“ありのままを認める”って簡単なようで、いざ実践しようとすると難しかったりしませんか?

子どもの素敵な一面をみつけた時は、“この子のこんな素晴らしいところを伸ばしてあげよう!”とありのままのわが子を認めることはみなさんも実践していらっしゃると思います。
ただし、子どもはそんな一面だけではありません。
朝から「これは食べたくない!」と朝ごはんを食べなかったり、夜は夜で「まだお風呂に入りたくない!」といつまでもテレビを見たり。そんなわが子のありのままを認めてしまっていいのだろうか?と疑問が沸いてきます。

ありのままを認めるというのは、全てを肯定することではありません。まだまだ成長途中の子どもの行動を全て肯定するなんて無理な話です。
ありのままを認めるとは、親にとっては都合の悪い子どもの一面を見ても、「ふ~ん、今そんな感じなのね」と一度眺めてみる感覚です。

子どもが朝ごはんを食べない時にすぐに「食べないとダメだ!」とか「ちゃんと食べさせないと!」と考えるのではなく、一旦自分の思考をストップして、少し後ろにのけぞり、目を細めて、「ふ~ん、今朝はそれ食べたくない気分なのねぇ」と眺めてみてください。その後に、自分の思考を再スタートさせて、お腹すいてしまうからがんばろうと声掛けする、今朝は食べさせることをあきらめる等の行動をとります。

子どものありのままを認める時に、自分の思考を入れないように気をつけてみてください。良し悪しの判断はしなくてもいいです。わが子とは言え、考え方、感じ方は別個の人間です。自分の視点で判断する前に、目の前の子どもの行動、言葉をただそのまま眺めて認めることから始めてみましょう。

 

(文責:須田 彩

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