あなたは今心配なことはありますか?
取り越し苦労をしているときの私たちは
未来において起こってほしくないことを
心に思い描いています。
その心配は事実ではなく
ただの感情にすぎません。
ですが起こってほしくないことを
イメージして心配してしまうと
その心配のイメージを
いつも刷り込んでいることになります。
これはよくありません。
仮にあなたがとても
嫉妬深い人だったとします。
パートナーが浮気をして
自分以外の人のもとに走ってしまうのではないか
それが心配でたまらず
いつも夫や妻を疑うようなことを言い
ありもしないことで相手を責めていたら
当然相手はうんざりします。
ありもしない心配をして
パートナーとの関係が
よくなることはないでしょう。
まだ起こってもいない未来に対して
不安になり取り越し苦労をしてしまうときは
今をしっかり見るようにしましょう。
事実確認できないことに対しては
心配しても仕方がありません。
何も行動に起こせないと
不安になります。
不安になっているときは
いきなりポジティブな想像することは
ハードルが高いはずですから
だからこそ、まだ起きてもいない不安に
意識を向けるのではなく
コントロールできるのは
「今だけ」
と自分に言い聞かせて
今できることを考えていきましょう。
先ほどの嫉妬深い人の場合は
自分に自信がないと
相手の気持ちが離れてしまう
不安を持ちやすくなります。
自分に自信がないばかりに
相手を全面的に信じることができないなら
そんな自分を受け止めてあげて
今自分にできることは何かを考えていきます。
自分に自信が持てるように
もっと自分を好きになれるように
何ができるだろう?
もし不安に思うことがあったら
今できる行動に意識を向けてみましょう。
そうすることで
現実的な部分に目を向けられ
取り越し苦労から
少しずつ解放されます。
かつて30年前の私は
取り越し苦労ばかりしていました。
そんな私の取り越し苦労癖が
改善できたのは
自己肯定感に出合えたからです。
取り越し苦労で描いていた
ネガティブな未来予想図は
少しずつポジティブな未来予想図に
置き換えることができるようになりました。
今日もあなたにとって
素敵な一日でありますように。
(一社)日本セルフエスティーム普及協会
代表理事 工藤紀子