あなたは、意地悪な人かもしれません。
世の中でたった一人の大切な人を、時々、激しく虐めているのですから….
もう、お気づきのように、私たちはハッキリと言葉にすることはないものの、心の中で、こんな言葉を自分自身に投げつけています。
「なんで、私ってダメなんだろう?」
「もっと、美しかったら良かったのに….」
「もっと、痩せていたら良かったのに….」
「イケメンに生まれればな」
「どうせ、オレみたいなのはモテないよ」
「いつも、同じ失敗ばかり」
「また、上手くいかなかったな」
「また怒られた」
私自身は、これ以上の酷い言葉を自分に投げつけていましたが、皆さんは如何でしょう?
人が生きている以上“比較する”という習慣から逃れる事は出来ません。
比較する事は産業や文化の中で、素晴らしい進化と発展の原動力になってきましたので、悪い事ではありませんが、行き過ぎた他人との比較は「自己肯定感が低い状態時」には、信じられない程のダメージを心に与えてしまいます。
その最大のダメージは、自分の可能性を低くしてしまいます。
「自己肯定感」を高い状態でキープできるようになると、先ほど自分をいじめていた言葉がけを変える事ができます。
「私ってダメなところもあるけど、良いところもあるよ」
「美しい人も沢山いるけど、自分には他人の知らない素敵なところもある」
「痩せていればいいわけじゃない。健康な心身こそが、本当のBeauty」
「男は顔だけじゃないよ、他の魅力で勝負」
「電車の隣のおっさんだって、結婚指輪してる。自分も大丈夫!」
「同じ失敗で怒られたけど、必ずクリアする」
「上手く行かないのは、明日の肥料」
「また怒られた。上司の皆さん、ご指導ありがとう!」
ただ、正直に言います。
最近よく目にする「一瞬で思考を変える法」や「あっという間に幸せになる方法」みたいに、簡単に思考は変わりません。
あなたや自分が生きてきた時間や思考グセが、今の思考を作っているのですから。
一瞬で痩せてしまうのは病気であり、一瞬で大金持ちになるのは宝くじ当選者のようなまぐれです。種を土に埋めて、次の日に収穫は出来ません。
美しい筋肉や肌を作り上げるたり、自分の思考を豊かで愛のあるものにするには、一定の時間がかかります。
でも、「心配しないでください」(笑
自分を傷めつける習慣を変えて行きたいという決意があれば、必ず「思考グセ」は変わっていきます。
自己肯定感は最重要ですが、自己肯定感をマスター後に、ネガティブな感情が発生する仕組みを理解する事が必要です。
自己肯定感と感情コントロールを学ぶと、無駄な自分への批判をコントロールできます。
感情を学ぶと、「この間のあの怒りは、こんな小さな感情が元になっていたんだ」「悲しみの元が分かれば、いつまでも悲しい気持ちのまま過ごさなくてもよいんだ!」とか、目からウロコが何枚も落ちることでしょう。
一次感情と二次感情。この概念を知った時、あまりのスゴさに放心状態になりました。
自己肯定感を学んで自分のものにしてしまえば、自己肯定感の低かった自分が雪のように溶けていくことでしょう。
(文責:工藤洋一)
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