メンタルは「心の筋肉痛」を超えて強くなる!

工藤紀子
この記事の監修者
工藤紀子|代表理事
一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会 代表理事。自己肯定感の研究と実践に32年取り組み、のべ2万8千人以上に研修を実施。著書に『レジリエンスが身につく 自己効力感の教科書』『職場の人間関係は自己肯定感が9割』等。詳しいプロフィール →

普段あまり体を動かしていない運動不足時、急に運動を再開すると、やってくるのが筋肉痛です。
このちょっと不快な筋肉痛をどう捉えるかで、その後の体力や筋肉のつき方にも大きく影響します。

例えば、下半身の筋肉を強化して体力をつけたいとき、スポーツジムで少しハードなトレーニングをすると次の日下半身が筋肉痛になります。そんなとき「昨日のワークアウトが効いている」と痛みを受け入れてさらにトレーニングを続けるか、「こんなに体が痛くなるトレーニングは苦痛だ」とそこでやめるか、それがその先に見ている自分の理想の体になれるかどうかの分岐点になります。

ここでの筋肉痛は下半身の筋肉強化に身体が慣れるまではストレスですが、体が慣れてくると、その痛みはなくなり、筋力が高まります。

ストレスには、いいストレスと悪いストレスがあります。その状況に順応したり乗り越えることで自分の糧にできたり、自分の可能性の幅を広げていけるものは、自分を成長させることができるいいストレスです。
しかし、パワハラなど酷い衝撃を受けるストレスは「耐える」というやり方で順応してはいけない悪いストレスです。このようなケースは自分の力だけで解決しようとせず、必ず周りの力を借りてケアする必要があります。

新しい環境に順応していくとき、今までにない違和感(筋肉痛)はストレスとなりますが、こうしたストレスは体だけではなく、メンタルを強化するときにも同じように言えるかもしれません。

メンタルの強化とは「心の耐性」を高めることでもあります。

日々生きていると仕事や人間関係などで何かうまくいかないとき、心が折れそうになってしまうことや、「自分なんて…」と自分にダメ出しをしてしまうことは誰にでもあることでしょう。そんなとき、「その状況を打破していきたい」、「その経験を糧に成長につなげていきたい」と思っても「心の筋肉」である「心の耐性」がないと、それを跳ね返して前に進むことができません。これがレジリエンスです。

何かあなたが辛い感情になり、心に痛みが生まれたとき、この状態を「心の筋肉痛」になっていると捉えてみてください。心の筋肉痛を感じているときに、その痛みをどう捉え、どう対処するかを知って克服できると、心の耐性を高めメンタルを強化していくことができます。
そのためのトレーニングは、まず自己肯定感を高めることで可能となるのです。それは土台に自己肯定感がないと「心の筋肉痛」の痛みを超えることができないからです。

<追記>
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(文責:工藤洋一

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工藤 洋一 理事
一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会 理事。自己肯定感に関するコラム執筆・講座運営を担当。

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