初期層教職員160名を対象に「子どもの自己肯定感を高める教育研修」を実施しました

令和8年8月24日に、千葉県某市総合教育センターで2年目から5年目の初期層教職員160名の皆さまを対象に、「子どもの自己肯定感を高める教育研修」を実施させていただきました。講師は当協会代表の工藤紀子が務めさせていただきました。

子どもたちが、自分自身を大切に思い、「自分なら大丈夫」「失敗しても、また挑戦してみよう」と思える心を育んでいくうえで、日々身近に関わる教員の皆さまの存在はとても大きなものです。

今回の研修では、子どもたちへの働きかけだけに焦点を当てるのではなく、「教員自身が自分を理解し、心を整えることが、児童生徒とのより良い関係づくりにつながる」という視点を大切にしながら進めました。

子どもの自己肯定感を育むための3つの柱

今回の研修では、主に3つの柱に沿ってお伝えしました。
1つ目は、自己肯定感についての基本的な理解です。

2つ目は、教員自身の自己肯定感を高め、セルフマネジメントすること。

3つ目は、児童生徒との信頼関係を築き、子どもたちの自己肯定感を育むための具体的な関わり方です。

知識として理解するだけでなく、教育現場ですぐに活用していただけるよう、具体的な事例や実践的なスキルを交えながらお伝えしました。

教員自身の自己肯定感とセルフマネジメント

教育現場では、児童生徒への対応、保護者との関係、同僚との連携、授業準備や校務など、日々さまざまな場面で判断や対応が求められます。

責任感が強く、子どもたちのために真摯に取り組む先生ほど、

「教員なのだから、こうあるべき」
「失敗してはいけない」
「すべての子どもをきちんと成長させなければならない」

といった、自分自身に対する厳しい捉え方や思い込みを持つことがあります。

そこで研修では、教員が持ちやすい「ものの捉え方」や「ビリーフ(思い込み)」についても取り上げました。

自分が出来事をどのように解釈し、どのような考え方の癖を持っているのかに気づき、「本当にそうだろうか」「ほかの捉え方はできないだろうか」と柔軟に見直していくことは、感情や状況に振り回されず、自分自身を整え状況を冷静に判断していくための大切なセルフマネジメントにつながります。

また、自分自身の自己肯定感を高めるためのスキルを体験していただきながら、それを児童生徒に置き換えるとどのような関わりができるのかについても考えていただきました。

子どもの自己肯定感を高める具体的な関わり方

子どもたちの自己肯定感は、学校生活の中で交わされる日々の何気ない言葉や、大人からどのように受け止めてもらったかという経験の積み重ねによって育まれていきます。

研修では、学校で実際に起こりやすい場面を取り上げながら、どのような声かけや働きかけが、自己肯定感に直結する、子どもの自己好感、自己重要感、自己有能感につながるのかを具体例とともにお伝えしました。こうした感覚を育むためには、結果だけで評価するのではなく、努力や工夫、取り組むプロセスを認めることも大切です。

「現場ですぐに活用できる内容」とのお声をいただきました

研修終了後、ご依頼くださった責任者の方からは、
「とても有意義な研修で、初期層の教職員が現場ですぐにでも活用できる内容だった」
との大変嬉しいお言葉をいただきました。

今回ご参加くださったのは、これから長く教育現場を担っていかれる初期層の先生方です。

その大切な時期に、自己肯定感という視点から、ご自身の心の整え方や児童生徒との関係づくりについて一緒に考える機会をいただけたことを大変ありがたく感じています。

日本セルフエスティーム普及協会にとって、未来を担う子どもたちの成長に日々向き合っていらっしゃる先生方に、自己肯定感についてお伝えできることは、大変意義深く、ありがたい機会です。

今回、このような貴重な研修の機会をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。
(文責:代表理事 工藤紀子)

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