人生の転機で自分を見失わないためにできることは?

人生には、
「これまで通りではいられない瞬間」があります。
それが人生の転機と言われるときです。
親からの独り立ち
就職、転職、昇進、独立、失業
結婚、出産、子育て、離婚。
病気、子どもの巣立ち
親の介護、大切な人との別れ
など
こうした“人生の転機”は、
嬉しい出来事であっても、
苦しい出来事であっても、
私たちに共通して問いかけてきます。
「あなたは、環境が変わっても、
自分の価値を信じられますか?」
実は、人生の転機とは、
単なる出来事の変化ではなく、
自己価値が揺らぎやすく
自己肯定感も大きく揺さぶられやすいタイミングです。
なぜなら、
転機には必ず、
「役割の変化」
「人間関係の変化」
「環境の変化」
「比較対象の変化」
が起こりやすいからです。
例えば、
転職すれば、
これまでの“できる自分”が通用しないことがあります。
昇進すれば、期待される一方で、
「自分に務まるのか」という不安が生まれることがあります。
結婚や出産は幸せな変化であっても、
自由や時間、役割が変わり、
「私はこれでいいのか」と揺れることがあります。
離婚や失業、病気などでは、
これまで築いてきた自信そのものが
崩れたように感じることもあります。
つまり、人生の転機とは、
“新しい出来事”に対応するだけでなく、
「新しい自分」と向き合う時期なのです。
現代は特に、この揺らぎが強くなりやすい時代でもあります。
SNSでは、誰かの成功、理想の家庭、
輝くキャリアが日常的に流れてきます。
すると、転機の中で不安定になっている時ほど、
「私は遅れているのでは?」
「みんなはもっと上手くやっているのに」
「この選択でよかったのか?」
と、“変化そのもの”より、
“比較”によって自己肯定感が下がりやすくなるのです。
例えば、
転職直後
→ 新しい環境で成果が出ず、自信喪失
出産後
→ 理想の母親像との差に苦しむ
独立後
→ 売上や結果が自己価値そのものに感じる
子育て後の空白期
→ 「私は何者なのか」と喪失感
こうした時、自己肯定感が低いと、
変化を「成長途中」ではなく、
「私はダメになった」
と捉えやすくなります。
その結果、
・必要以上に自分を責める
・失敗を過大評価する
・挑戦を避ける
・周囲に合わせすぎる
・自分の本音が分からなくなる
という状態に陥りやすくなります。
では、人生の転機で自己肯定感が試される時、
何を意識するとよいのでしょうか?
まず大切なのは、
「変化して不安なのは弱さではなく自然なこと」
と理解することです。
人生の転機に揺れるのは、
あなたが未熟だからではありません。
人は、変化の中で一時的に自信を失いやすい生き物です。
だからこそ必要なのは、
「揺れないこと」ではなく、
揺れても、自分を見失いすぎないこと。
そのために重要なのが、
“役割”と“存在価値”を切り分けること。
仕事が変わっても、
肩書きが変わっても、
家庭環境が変わっても、
あなたの価値そのものが消えるわけではありません。
けれど私たちは、
「仕事ができる私」
「良い母親である私」
「成功している私」
など、
役割に価値を重ねすぎると、
その役割が揺らいだ時、
自分全体が崩れたように感じやすくなります。
だからこそ、日頃から、
「何ができるか」だけでなく、
「私はどんな価値観を大切にしたいか」
を持つことが、
転機に強い自己肯定感につながります。
具体的には、
・私は何を大切にしたい?
・私はどんな時に自分らしい?
・結果がなくても大切にしたいことは?
こうした問いを持つことです。
さらに、
転機に備えて日常でできることは、
“自己肯定感を外側だけに依存しすぎない習慣”です。
おすすめは、
日々の中で、小さな達成感を積み重ねたり
比較より“自分基準”を育てること。
ふだんから安心できる人間関係を持つこと。
これは、評価される場だけでなく、
素でいられる場をつくることです。
人生の転機は、今まで経験したことがない出来事に直面し
「怖い」と感じるかもしれません。
でも同時に、
“これまでの自分のままではない、新しい自分に出会う時”
でもあります。
自己肯定感がある人は、
転機で不安にならない人ではありません。
不安になっても、
「大丈夫、私はここからまた成長していける」
と思える人です。
人生は、変化を避けられません。
だからこそ、本当に必要なのは、
“何が起きても揺れない人生”ではなく、
“何が起きても、自分との関係を支える力”です。
転機の時こそ、
あなたの自己肯定感は試されます。
でも、日頃から少しずつ、
「私は私で大丈夫」という土台を育てていけば、
人生の転機は、
自分を失う瞬間ではなく、
“本当の自分を育て直すチャンス”にもなるのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も、あなたらしい一日をお過ごしください。
次回のメルマガも、どうぞお楽しみに。
日本セルフエスティーム普及協会
代表理事 工藤紀子
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JISEは、32年の研究と独自メソッド「ラブマイセルフ・メソッド®」で、
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