完璧でなくてもいい!自分を認める力をつけよう!

「自己肯定感が高い人」と聞くと、
あなたはどんな人を思い浮かべますか?

自信満々な人。
いつも前向きな人。
失敗しない人。
人前でも堂々としている人。
何でもできる人。

そんなイメージを持つ方は少なくありません。

だからこそ、
「私はそんなふうにはなれない…」
「自信なんてないし、自己肯定感が低いんだ」
と感じてしまうことがあります。

でも実は、ここに、
自己肯定感に対する大きな誤解があります。

自己肯定感が高い人とは“完璧な人”ではありません。

本当の自己肯定感とは、

“できる自分だけでなく、
できない自分も含めて、自分を認められる力”

です。

つまり、失敗しないことでも、
落ち込まないことでも、
常にポジティブでいることでもありません。

むしろ、うまくいかない時や、
自信がない時、失敗した時にこそ、

「それでも私はダメな人間ではない」
と、自分をしっかり支える力。

それが、自己肯定感の本質です。

例えば、
仕事でプレゼンに失敗した時。

自己肯定感が低い状態だと、

「やっぱり私は能力がない」
「向いていない」
「もうダメだ」

と、“出来事”を
“自分全体の価値”に結びつけやすくなります。

一方、自己肯定感が持てている人は、

「悔しい」
「改善点はある」
「今回はうまくいかなかったけど、私の価値がゼロになるわけじゃない」

と、失敗を失敗として受け止めながらも、
自分そのものまで全否定せずに、
それを糧にして進むことができます。

ここが大きな違いです。

つまり、自己肯定感が高い人は、
“落ち込まない人”ではなく、
“落ち込んでも、それを糧にできる人”なのです。

傷つかない人ではなく
傷ついても、自分を見捨てない人なのです。

また、自己肯定感が高いことは、
自己中心的であることとも違います。

「私はこれでいいんだから」
と何でも正当化することではなく、

「課題はある。でも、だから価値がないわけではない」

と、成長と自己受容の両方を持てること。

ここが、“自信過剰”とも異なるポイントです。

では、なぜ私たちは、
自己肯定感を「完璧になること」
と勘違いしやすいのでしょうか?

その背景には、現代の“比較社会”があります。

SNSでは、成功/美しさ/充実/成果

などが見えやすく、“できている部分”
ばかりが目に入りやすくなります。

すると、無意識に、

「もっとできなきゃ」
「もっと認められなきゃ」
「まだ足りない」

と、“理想との差”ばかりに意識が向きやすくなります。

その結果、自己肯定感を、
「理想の自分になれたら得られるもの」
と誤解しやすいのです。

でも本当は逆です。

今の自分を認めながら成長することが、
自己肯定感です。

では、完璧を目指すのではなく、
自分を認めるために、
何ができるのでしょうか?

まず大切なのは、「できていない部分」だけでなく、
「すでにある部分」にも目を向けること。

例えば、

今日はちゃんと起きられた
緊張したけど参加した
落ち込んだけど頑張った
人に優しくできた

大きな成果でなくても、
“自分の存在や行動を認める視点”を持つことです。

次に、失敗した時の言葉を変えること。

「なんで私はダメなんだろう」
ではなく、

「今日はうまくいかなかった」
「何が学べるかな?」
「こういう日もある」

と、人格否定ではなく、
出来事として捉える練習です。

さらにおすすめなのは、
“自分への接し方”を、
好きな人に向けるようにすること。

大切な友人が失敗した時、
あなたはきっと、

「そんな日もあるよ」
「頑張ってたよ」
「大丈夫だよ」

と言えるはずです。

でも、自分には厳しすぎることはありませんか?。

だからこそ、他者に向けられる優しさを、
少し自分にも向けてみること。

自己肯定感は、特別な才能ではありません。

日々、自分を責め続けるのではなく、
“自分の理解者になる習慣”
によって育っていきます。

完璧じゃなくていい。
失敗してもいい。
揺れてもいい。

その上で、
「それでも私は、私を認めていこう」

そう思えることが、本当の自己肯定感です。

自己肯定感が高い人とは、
何もかも優れている人ではなく、

不完全な自分とも、少しずつ仲良くなれる人。

もし今、
「もっとちゃんとしなきゃ」
「まだまだ足りない」
と感じているなら、

今日、ほんの少しだけでも、

“今の自分に、認める言葉”をかけてみてください。

自己肯定感は、完璧になった先にあるのではなく、

“今ここ”の自分を認めることから、始まるのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日も、あなたらしい一日をお過ごしください。

次回のメルマガも、どうぞお楽しみに。

日本セルフエスティーム普及協会
代表理事 工藤紀子

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工藤紀子 代表理事
一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会 代表理事。32年以上にわたり自己肯定感(セルフエスティーム)の研究と実践に取り組み、日本人の特性に最適化した独自メソッドを開発。

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