2026年9月、国際的な電子部品メーカー様にて、中堅社員の皆さまを対象に、3時間のセルフエスティーム研修を実施いたしました。
本研修は、セルフエスティーム(自己肯定感)の本質を理解し、個々の能力発揮やキャリア自律との関係を学ぶとともに、人材育成や組織課題、チーム力への影響について理解を深め、より良い組織づくりに活かしていただくことを目的として実施しました。
講師は、当協会代表理事の工藤紀子が務めました。
研修では、講義に加えてグループワークを取り入れ、日頃は交流の少ない他部署の方々とも意見を交わしていただきました。参加者同士の活発な対話を通して、多様な視点や考え方に触れながら、学びを深める機会となりました。
研修後のアンケートでは、これまで自己肯定感を「自信の強さ」や「自信過剰」と混同していた認識が変わり、自己認知・自己受容・自己尊重の重要性について理解が深まったという声が寄せられました。
また、「I am OK, You are OK」「存在承認」「他者尊重」などの考え方を、職場の人間関係やチームづくりに活かしたいという意見も多く見られました。
◆ 研修を通して得られた学びと成果
① セルフエスティームの本質に対する理解の深化
「自己肯定感について誤った認識を持っていた」「自信過剰と自己肯定感は異なることがわかった」「自分を受け入れることの大切さを学んだ」などの感想が寄せられました。
セルフエスティームの土台となる自己認知・自己受容・自己尊重への理解が深まり、これまでの捉え方を見直す機会となったことがうかがえます。
② 自己理解とセルフマネジメントへの気づき
自分自身の状態や思考のクセに気づき、感情や思考を適切にマネジメントすることの重要性についても、多くの学びが見られました。
また、困難や変化に柔軟に対応するレジリエンスへの関心も示され、自己理解を深めることが、日々の行動や仕事への向き合い方を見直すきっかけとなったようです。
③ 他者尊重とチームの関係性への気づき
「I am OK, You are OK」「存在承認」「自己と他者の承認」などが印象に残ったという回答が複数寄せられました。
自分自身を尊重することが、他者を尊重する姿勢にもつながるという理解が深まり、相互承認や信頼関係を土台としたチームづくりの重要性を考える機会となりました。
④ 人材育成・組織づくりへの意識の広がり
今回の研修は一部の部署を対象としたものでしたが、アンケートでは、管理職や他部署への研修展開、全社的な取り組みを期待する声も寄せられました。
また、セルフエスティームの向上が従業員エンゲージメントや職場の活性化につながる可能性に着目した意見も見られました。
セルフエスティームを個人の課題としてだけでなく、人材育成や組織づくりの視点から捉えるきっかけとなったことがうかがえます。
◆ 参加者の声(一部抜粋)
「自己肯定感を正しく理解できたと思う。(以前は、自尊感情のように理解していた)」
「I am OK, You are OK の精神は組織に重要だと思う。」
「自分の自己肯定感を高めることで、一緒に仕事をする仲間にもポジティブな影響を与えることができるのではないかと感じた。」
「自己肯定とは、自分の精神が強くなることではなく、自分を受け入れることであり、自分に気づくことであると理解しました。それによって、周りへの接し方が変わることも気づきとして学びました。」
「管理職の方には受講して頂けると良いと思います。」
「エンゲージメントの向上にもつながるので会社全体で自己肯定感の向上に取り組むとよいと感じた」
◆ おわりに
今回の研修は、参加者の皆さまにとって、セルフエスティームの本質を捉え直し、自己理解・自己受容・自己尊重を土台に、他者との関係性や組織のあり方について考える機会となったことが、アンケート結果からもうかがえました。
セルフエスティームを育むことは、一人ひとりが自分の持つ力や可能性を認識し、主体的に能力を発揮していくための大切な土台となります。
さらに、自分自身を尊重する姿勢は、他者への尊重や相互理解にもつながり、互いの強みを活かし合える職場づくりにも寄与すると考えています。
当協会では、今後もセルフエスティームの普及を通じて、一人ひとりが自分らしく力を発揮し、互いを尊重しながら成長できる組織づくりを支援してまいります。
このたびは、貴重な研修の機会をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。
(文責:一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会 代表理事 工藤紀子)
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