2026年6月から2か月間で情報通信企業様にて、若手層の皆さまを対象に8回のセルフマネジメント研修を実施いたしました。講師は、当協会代表理事の工藤紀子が務めました。
本研修は、セルフマネジメントの土台となる「自己肯定感」を高めるため、自分を理解し、感情や思考、行動を整え、自分らしくしなやかに働くためのスキルを身につけることを目的として実施しました。
単に知識を習得するだけでなく、学んだ内容を自分自身に当てはめ、日常生活や職場で実践できるよう、段階的に学びを深めるプログラムとして構成しました。
研修はオンライン形式で実施しましたが、毎回グループワークを取り入れ、日頃は交流の少ない他部署の方々とも意見交換を行っていただきました。こうした対話を通じて、自己理解だけでなく、他者理解や組織内コミュニケーションへと学びが広がり、互いの価値観や考え方の違いを知り、相互尊重の大切さを実感していただく機会となったようです。
研修後のアンケートでは、回を重ねるごとに、知識の理解にとどまらず、自分自身の思考や行動の傾向への気づきが深まり、学んだことを仕事や日常生活に活かそうとする意欲が高まっていく様子が、数値評価と自由記述の双方からうかがえました。
◆ 参加者の声(一部抜粋)
「自分の弱みを認められることで他人の弱みも認められるというのが印象てきでした。他者の弱みなどが目につきやすいタイプなので、それをなくすためにも、自分の弱みをまずは認められるようになる必要があると感じました。」
「自分が好きなだけでは、自己肯定感が高いとイコールではないことを学べました!」
「研修を通して、自分の芯のようなものが芽生えました。」
「元々メンタルはブレにくく、マインド系の研修は自分には不要だと思っていたが、研修期間中にストレスを経験したことで、研修で学んだ知識やスキルは、こういう時にこそ必要なのだと捉え直せた。」
「他チームの人と話すことで、色々な人の考え方を知ることができ、あまり交流がなかった方々と交流できたことも、とても貴重でした。」
「グループディスカッションを通して、非合理的ビリーフは本当に人それぞれであり、そこに至る背景にも多様な事情があることを学びました。これらを知るだけでも、人の性格や思考の違いに対して、今まで以上に理解を示せるようになり、他者の苦手なことや不得意に対しても寛容に歩み寄れると感じています。」
「アイメッセージ」を意識していきたいです。コミュニケーションにおいて、それぞれの思考の背景や認識の違いから発生するもやもやはあって当たり前なので、それを受け入れつつ、他者の意見のように自分の意見を尊重しながら、お互いに我慢ではなく、win‐winの関係が築けるように自分から行動してみたいです。」
「落ち込むようなことがあった時、ABC分析をして、事実と感情を切り離して考えられるようにしたいと感じました。」
「研修を受ける前は、毎週8回も業務から離れることに抵抗感があったが、振り返ってみると、今回このような機会を設けてもらって本当によかった。」
◆おわりに
今回の研修では、全8回を通じて、自己肯定感の本質を理解することから始まり、自己理解・自己受容、感情や思考のセルフマネジメント、他者尊重、そして具体的な行動指針へと学びを深めていただきました。
特に印象的だったのは、研修を重ねる中で、参加者の皆さまが自分自身の思考や行動を客観的に捉え、自分らしい成長のあり方を見いだそうとされていたことです。
セルフマネジメントとは、単に感情を抑えたり、自分を厳しく律したりすることではありません。
自分自身を理解し、受け入れ、尊重することを土台に、状況に応じて感情や思考、行動をしなやかに整えていくことが大切です。
また、自分自身への理解や尊重が深まることは、他者への理解や尊重にもつながり、互いの違いを認め合いながら協働できる職場づくりにも役立つと考えています。
当協会では、今後もセルフエスティームの普及を通じて、一人ひとりが自分らしく力を発揮し、互いを尊重しながら成長できる職場づくりを支援してまいります。
このたびは、貴重な研修の機会をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。
(文責:代表理事 工藤紀子)
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