「人生において“生きがい”は大切だよ」という話は耳にします。
「生きがい」の概念に関しては、東北大学大学院医学系研究科の曽根稔雅博士らが43,000人以上の日本人を7年にも及ぶ調査をしたものがありますが、その中で「生きがい」とは「自分の人生が生きるに値するものだと思うこと」とあります。また、自分の人生が生きるに値するものだと確信し「生きがいを感じている」人は既婚率、学歴、就労率が高く、ストレスレベルも低かったそうです。その上、死亡リスクも低いのだそうです。
Sense of life worth living (ikigai) and mortality in Japan: Ohsaki Study.
「生きがい」は死亡リスク軽減という点で注目され、海外では「ikigai」としてその魅力が認識されています。
日々の業務(仕事)を「生きがい」を持ってやり遂げられたら、様々なストレスも軽減でき、充実した一日を過ごすことが出来るのだと思います。
では、生きがいを持つにはどうしたら良いでしょうか?
「学生の達成動機と生きがいおよび自己肯定意識の関連」(2008)のなかで、その個人が自信の価値基準でもって打ち込めるものを重視する自己充実的な達成動機のみが、学生の生きがい感を高め、実在的空虚感を低めるとあります。
The relationship between achievement motive, purpose in life, and awareness of self-affirmation in university students
つまり、自分を信頼し、自分の価値感で、打ち込めるものを自己決定できると、やる気のなさ(空虚感)から脱却し、生きがいを高めることができるのです。そのカギとなるのが、自分のありのままを認め、自分を信頼する「自己肯定感」です。
あなたは、喜びを感じながら何か打ち込めるものがありますか? なんとなく空虚感を感じてしまっているとしたら、「自己肯定感」を高めて、自分の価値を認め、自分の意思決定を尊重し、自分を信じて行動することを意識してみませんか?
(文責:工藤洋一)
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