川崎医療福祉大学の上野浩司講師らのチームによると、アロマテラピーなどでバニラの香りにリラックス効果があるとされていたことを科学的に確認したそうです。
バニラの香り成分の「バニリン」に痛みや筋肉の緊張を和らげる働きがあることを実験で明らかにしました。
気化した「バニリン」をマウスに吸わせて55度程度に熱した板の上にのせると、「バニリン」を吸ったマウスは吸っていないマウスに比べて熱さを耐える時間(鎮痛効果)が2秒長かったそうです。また、金網をつかませる実験でも、引っ張る力が低下して、筋肉が弛緩したような状態になったとのことです。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31035009
「バニリン」といえば、ストレス解消とは関係ありませんが、梅干しなどに含まれる「バニリン」にはダイエット効果が期待できるそうです。脂肪細胞の培養細胞を使った研究結果では、梅干しには脂肪細胞に刺激を与える作用のあることがわかっているそうなので、ストレスとダイエット対策には、バニラフレーバーと梅干のセットが効果があるかもしれません。
今日のディナーで、バニラフレーバーの香りをかぎながら、梅干を食べると一石二鳥かもしれませんね。
食卓が楽しくなるかどうかは保証できませんが…..
さて、バニラと梅干にも様々な効果がありますが、「高い自己肯定感」にも素晴らしい効果があります。
アリゾナ大学のグリーンバーグ博士(Jeff L Greenberg)たちは不安と自己肯定感の実験を行いました。人間にとって大きな不安の一つである「死」についてのビデオを、大学生に見せる実験を行いましたが、見せる前に自己肯定感を高めたAグループと、なにもせずにビデオを見せたBグループでは、自己肯定感が高いAグループの方が不安を感じる程度が低かったそうです。
また、別の実験では、自己肯定感(自尊心)を高めることで、痛みを伴うショックを予想している個人の不安も軽減されたそうです。
The Causes and Consequences of a Need for Self-Esteem: A Terror Management Theory
ここでお伝えしたいのは、「死」までとはいかなくても私たちの生活には不安やストレスが付き纏います。
毎日、ネガティブなニュース、例えばコロナウィルス、年金問題、政治問題、AI社会の影響、病気、人間関係など、様々なネガティブニュースに接触する頻度が高い私たち現代人はストレスや不安の脅威にさらされています。
しかし、同じ脅威にさらされていても、同じ失敗や挫折をしても、自己肯定感が高い人と低い人では、不安から立ち上がる力や、不安を感じにくくなる力が違ってくるので、人生の充実度に大きく差が出てきます。
自己肯定感を高め、不安を感じにくくなる、不安に対応できるようになるということは、人間関係、仕事、人の成功と幸福、健康、寿命など影響することが、様々な研究で分かっています。
「バニリン」のように、研究で実証されている自己肯定感を高めることによって得られる素晴らしい効果、是非、学んでみて下さい。
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(文責:工藤洋一)
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