秋と言えば、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋が頭に浮かびますよね?
いえいえ….
秋といえば、勿論、「自己肯定感」の秋です!!
冗談のように聞こえるかもしれませんが、秋から冬にかけて「季節性うつ病」になる人が増えてきます。別名で「季節性感情障害」(SAD)とも言われ、毎年10月から11月にかけて日照時間が短くなるに伴い症状が出てくる傾向があります。SADは男性よりも女性に多く見られ、男性の4倍の女性がSADと診断されます。 若年層に多く見られ10代や子供でも報告されていますが、年齢が高くなるにつれ発症する可能性は低くなります。
SADの症状としては、下記のようなものがあります。全ての症状が出るわけでもありませんし、全ての人が同じ症状を経験するわけでもありませんが、今年の夏は日照時間が短かったので下記の症状が出てきたら気をつけてください。
【SADの症状】
・食欲の変化、特に甘いものやでんぷん質の多い食べ物を欲するようになる
・体重の増加
・倦怠感
・通常よりも睡眠時間が長い
・集中力の低下
・過敏性と不安
・拒絶反応への感度が高まる
・社会的状況の回避
・これまで楽しんでいた活動に興味がなくなる
・罪悪感や絶望感
・頭痛などの体調不良
こうした症状が出てきて体調不良状態になると、どうしても自己肯定感が下がり気味になり日々の幸福度に影響してきます。
それが、秋こそ「自己肯定感」とお伝えした理由です。
勿論、改善する方法はあります。
- 家やオフィスにできるだけ自然光を取り入れましょう。ブラインドを開けたり、窓際に座ったりして、できるだけ明るい環境を保つようにしましょう。
- できる限り外に出ましょう。寒かったり、曇っていたりしても、光はあなたのためになります。
- 体を動かす。運動や活動は、エンドルフィンを増やしストレスを解消します。どちらも気分を良くしてくれます。
あとは食事の見直しです。
可能な限り、ビタミンDを多く含んでいる食品を選択しましょう。
動物性では、サケ、マグロ、サバなどの脂肪性の魚および魚類肝臓などに多く含まれています。しらす干しがお勧めで100g当たりの含有量が61.0ugあり、あんこうの肝は110ug含まれています。植物性では、きのこ類です。干し椎茸は100g当たりの含有量が12.7ug、きくらげも85.4ug含まれています。
これから日照時間が減ってきますので、是非、食事を見直してビタミンDが含まれる食品を積極的に摂取してみてください。
心の健康は体の健康から。そして健康は食事と運動から改善していくことができます。
このブログ記事下部に先日のライブ配信「食と栄養からみた自己肯定感~今日からできるひと工夫~」の動画がございますので、是非、ご覧ください。
(文責:工藤洋一)
参考資料
U.S. National Library of Medicine, Seasonal Affective Disorder
National Institute of Mental Health, Seasonal Affective Disorder
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