「評価されない」と感じた時の自己肯定感の守り方 NO.2

仕事をしていると、こんな経験はありませんか?

「自分が中心となって進めたプロジェクトなのに、
会議で褒められたのは上司だけだった」

「一生懸命資料を作ったのに、“あ、ありがとう”で終わってしまった」

「頑張った月ほど、人事評価は「普通」のまま…」

頭では
「評価はコントロールできない」
「人それぞれ見ているポイントが違う」
と分かっていても、

心のどこかで
「やっぱり自分は大したことないのかもしれない」
と、自己肯定感がじわじわ削られてしまうことがあります。

前回に続き「上司や同僚から正当に評価されていない」と感じたときに、
どうやって自己価値を守る方法の2つ目は

評価の「物差し」を確認してみる!です。

上司や会社が見ている物差しは、必ずしも
「あなたが大事にしているポイント」と一致しません。

たとえば、あなたは

・チームがスムーズに動くように、細かい調整をしている
・新人のフォローに時間を割いている
・雰囲気が悪くなった場面で、さりげなく空気を和ませている

こうした貢献をたくさんしていても、
評価基準が「数字の成果」中心であれば、
評価に反映されにくいことがあります。

ここで大切なのは、
「見えていない貢献」があるかもしれない
という前提を持つこと。

もし余力があれば、面談のときに

「この半年、〇〇のフォローにも力を入れていたのですが、
どのように映っていましたか?」

「今後、何を意識すれば評価につながりやすいでしょうか?」

と、コミュニケーションをとってみるのも一つです。

評価の物差しを知ることで、
「自分がダメ」ではなく「単に基準とズレていただけ」と、
少しフラットに捉え直せることがあります。

3つ目は、 自分だけの「評価ノート」をつくる!です。

仕事において他人の評価だけに
自分の価値を委ねてしまうと、
どうしても心は不安定になります。

そこでおすすめしたいのが、
自分で自分を評価する「マイ評価ノート」を作ること。

やり方はシンプルです。
1日5分で構いません。

今日はどんな小さなことでも
「よかった自分」「がんばった自分」を3つ書く

内容は、どんなささいなことでもOKです。

例)
・忙しい中でも同僚の相談に耳を傾けた
・ミスをすぐに報告して、リカバリーできた
・眠いのを我慢して資料を1ページ進めた

ポイントは、「結果」だけでなく
プロセスや姿勢に目を向けることです。

この積み重ねが、
「私はちゃんとやっている」
「誰かが気づいていなくても、自分は知っている」

という、自己肯定感を育ててくれます。

上司の評価は、もちろん無視していいものではありません。
仕事をする上で、大切なフィードバックのひとつです。

でも、それはあくまで

「あるタイミングにおける、
ある人から見た、あなたの一部」に過ぎません。

それを、
「自分という人間そのものの価値」と
イコールにしてしまう必要は、ありません。

評価されない…と心が沈みそうになったときこそ、

・事実と解釈を分けてみる

・評価の物差しを確認してみる

・自分で自分を認める習慣を持つ

この3つを思い出してみてください。

静かだけれど折れない、自分の中の自己肯定感が、
また少しずつ、力を取り戻していきます。

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工藤紀子 代表理事
一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会 代表理事。32年以上にわたり自己肯定感(セルフエスティーム)の研究と実践に取り組み、日本人の特性に最適化した独自メソッドを開発。

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