心と身体のセルフケア(NO.2)

工藤紀子
この記事の監修者
工藤紀子|代表理事
一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会 代表理事。自己肯定感の研究と実践に32年取り組み、のべ2万8千人以上に研修を実施。著書に『レジリエンスが身につく 自己効力感の教科書』『職場の人間関係は自己肯定感が9割』等。詳しいプロフィール →

(2)自己肯定感と密接に関係する自律神経

自己肯定感を高めていく5つのステップの中には、3番目に「自分を大切にする」があります。自分の心と身体のことを理解できると、自分をケアして大切にすることができます。
そのためには自分の状態を知ることが重要です。

今日は自分の心身の状態を知るためにも非常に大事な鍵となる「自律神経」について理解を深めていきましょう。

あなたは自律神経とは何かを知っていますか?

よく聞く言葉ですが、自律神経のはたらきを知ると、さらに自分を大切にすることセルフケアができるようになります。

自律神経は、交感神経と副交感神経からなり、私たちが意識して調節できない神経を動かしてくれています。心身の不調は、自律神経の乱れが要因とも言われています。だからこそ自律神経を整えるセルフケアを意識することが大切です。

東京疲労・睡眠クリニックの梶本医師によると、30代から疲れや老いを自覚する機会が増えるといいます。背景にあるのは、自律神経の乱れ。呼吸や心拍、血圧や体温を保ち消化吸収やエネルギー代謝を司ります。自律神経のバランスを崩すと疲れやすく心身の不調を引き起こしやすいそうです。

交感神経と副交感神経からなる自律神経のトータルパワー(活動量)は、10代をピークに年齢が上がるにつれて右肩下がりに低下し、トータルパワーは10代と比べて40代で約半分60代では4分の1を下回るそうです。

加齢による自律神経の老化は自然現象のようですが、元気はつらつのパワーがある状態を「若さ」だとすると、いくつになっても健康で若々しく生活していくには、自律神経からコンディションを整えていく必要がありそうです。

「自律神経が自己肯定感と関係するの?」

そう思われた方もいらっしゃったかもしれません。

自分を肯定的、好意的に受け止めることができる自己肯定感は、自分を自分がどう思うかどう感じるかの感覚です。それは、そのときの心身のコンディションにも大きく影響されます。心身の健康を保つことは、そのまま自己肯定感を保つ上でも非常に重要なのです。

心身が不調になると自己肯定感も下がります。

心と身体にいいことをしてあげることが、自律神経を整え生きるパワーを高めてくれます。それはそのまま私たちの人生の質を左右する自己肯定感のパワーを高めていくことにもなるのです。自律神経のバランスを整え、心身に負担をかけない生活を意識していきましょう。

では、そのために何をしたらいいのでしょう?

こちらはシリーズでお伝えさせていただきます。

(文責:代表理事 工藤紀子

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