「そんなのできるわけないよ。無理だよ。」
「やる前からそんなこと言わないでね。やればできるよ。大丈夫だよ。」
これは、私が小学校高学年の担任をしていた子供たちとの会話です。
初めから自分はできない。どうせやっても無理、自信がないと決めつけているのでしょうか。小学校の中学年ころから学年が上がるにつれて、「自己肯定感」が低くなる傾向にあります。また、ある調査では、日本の子供たちは世界の子供たちと比べても低い結果が出ています。
私は、東京都内の公立小学校の教員、副校長、校長を37年間勤務しました。(内、兼任幼稚園長3年間合む)現場で感じたことは一部の子供ですが、自分に自信や意欲が見られず、物事を否定的に考えがちだということ、また、その子の保護者も自己肯定感が低い傾向にあるということです。
私は自己肯定感を高める(自分も含めて)実践と研究をライフワークにしています。定年退職後、大学院で勉強し、さらに、この普及協会と出会って幸せを感じます。
私の学びや経験を学校や企業の研修会等で、少しでもお役に立つことができればと願っています。
先ずは私や大人たちが、スマイル、ありがとう、そうなんだね、わかるよ等の受容と共感的な関わり方を大切にして接していきたいものですね。
一人娘が3人の子の母として、毎日、育児に奮闘しています。私は、娘と孫たちの幸せ応援団長として、妻と共に温かく後ろから見守って、娘や孫たちにも自己肯定感が育てられたらいいなと思います。私も皆さんと共に悩み考えながら、ゆっくりですが確かな一歩一歩を進められたらと願っています。
皆様とお会いできる日を楽しみにしております。