自分自身の人生や、講座開催を通して多くの受講生に関わる中で素晴らしい人生を送るためのセンターピンが「自己肯定感」だと確信してからは、日本だけではなく世界中の自己肯定感情報を調べて実践しています。
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個人的には、30数年前の時の新婚時に経験したことが大きな転機になっています。
大好きで結婚した家内とは意見の相違から喧嘩ばかり。当時の夫婦仲は最悪で5年間ほど家庭は冷えきり氷河期のようでした。
そんな状況下、良い子育てをしようと育児書を読んでいた家内が出会った言葉が「自己肯定感」でした。
今でこそ「自己肯定感」という言葉を耳にするようになりましたが、当時はインターネットもない時代でしたので自己肯定感を上げる方法など簡単には調べようもなかったので、彼女は手探りで研究し独自メソッドを作り上げて自ら実践してきました。不思議なことに家庭の中でパートナーが自己肯定感を上げることに成功すると、一気に夫婦関係が良くなったのです。
自己肯定感や自己評価は、その時々の体調などでも変化するので一年中高い状態にはありませんが、自分が「ありのまま」でいいという感覚はとても重要で、それが次の行動への意欲に繋がっていきます。私の場合、自己肯定感を持てていなかったときは、自分が上手く行かない事を外部のせいにしていましたし、感情的になると意欲をなくしていました。自己肯定感を上げるトレーニングを経て自己肯定感を持てるようになってくると、内から「湧き上がる意欲※」で日々を過ごすことが出来るようになりました。日常の中で、内から湧き上がる意欲で生活できるようになると、公私ともに生きやすく以前より幸福感や充実感を感じられるようなりました。
※これをプラスの向上心といいます。ベーシック講座でお伝えしています。
世界でも「自己肯定感」が低いと言われている日本人ですが、ネット環境の充実、PCやスマホの普及により、世界中の子どもたちと、そして大人もが「自分の魅力や価値」を見失っていると感じます。
『Dove 自尊心向上プロジェクト』のミーガン・ラムジーはTEDスピーチの中で子供達の自己肯定感の重要性を語っていますが、勿論、それは日本にも当てはまり、子どもたちを守ってあげる事と同時に、我々、大人自身も他人との比較をやめ自分たちの価値を認める事が重要だと信じています。
比較することが悪いことではなく、比較することで自分を貶めるメンタル思考が問題なのです。
「自己肯定感(セルフエスティーム)」を理解することで、沢山の気づきを経て、人生が変化した人を沢山見てきました。本来の自分らしさを取り戻したい方、より笑顔の多い毎日にしていきたい方は、自己肯定感を学ばれる事をお勧めします。
工藤洋一(理事)